東京都のゼロエミッション推進事業
東京都は気候危機が深刻化する中、2035年までの温室効果ガス排出量削減を目指し「ゼロエミッション東京戦略 Beyond カーボンハーフ」を策定しました。その一環として、東京都および(公財)東京都中小企業振興公社は、都内中小企業のゼロエミッション関連産業への積極的な参入を支援するための「ゼロエミッション推進に向けた事業転換支援事業」を実施しています。
この事業では、ゼロエミッションに貢献する製品開発に取り組む中小企業を対象に、経費の一部を助成する仕組みを用意しており、令和7年度には12件の助成対象事業が決定しました。これにより、企業の技術革新や製品開発を加速し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが一層強化されることが期待されています。
令和7年度助成対象事業
選ばれた12社は、全案件が単独申請であり、それぞれが独自の取り組みを行っています。助成限度額は、単独申請の場合1,500万円、共同申請の場合3,000万円で、経費の2/3まで助成されることになります。対象となる事業は、交付決定日から最長1年6か月間行われます。
申請要件
申請するためには、東京都のゼロエミッション東京戦略に掲げられた、以下のいずれかの政策に該当する必要があります:
- - 再生可能エネルギーの基幹エネルギー化
- - ゼロエミッションビルの拡大
- - ゼロエミッションモビリティの推進
- - 水素エネルギーの普及拡大
- - サーキュラーエコノミーへの移行
- - フロン対策
- - 気候変動適応策の推進
助成対象事業の詳細
- - 再生可能エネルギー:株式会社Blossom Energyは、黒鉛蓄熱の多目的利用を実現する装置の開発に取り組んでいます。
- - ゼロエミッションビル:株式会社エスマットは在庫管理と連動した工程管理最適化機能の開発、株式会社シンシは樹脂製冷機ショーケースドアなどのサステナブル製品を開発しています。
- - ゼロエミッションモビリティ:アストロデザイン株式会社は、省エネに対応した計測機器の開発を行います。
- - 水素エネルギー:株式会社西川精機製作所は、FCV組立水素供給フランチャイズシステムに取り組んでいます。
- - サーキュラーエコノミー:CO2を原料とした高級アルコール生成技術を開発する株式会社CO2資源化研究所も助成対象です。
このように、様々な企業がそれぞれの専門性を活かした技術開発を行い、東京都のゼロエミッション戦略を支えていくことで、持続可能な社会の実現へと繋げていくことが期待されます。
お問い合わせ先
助成事業全般については、産業労働局商工部創業支援課(電話:03-5320-7589)へ。助成金や事業詳細については、公財)東京都中小企業振興公社総合支援部多摩支社(電話:042-500-3901)でご確認ください。