足利スクランブルシティスタジオ、最後の一般公開イベント
2025年末に運営を終了する「足利スクランブルシティスタジオ」で、11月9日に行われた最後の一般公開イベントが大盛況に終わりました。この日は全国各地から過去最高の6,150人が来場し、フィルムやライブ映像のファンたちが一堂に集まり、楽しいひとときを過ごしました。
スタジオの魅力と歴史
「足利スクランブルシティスタジオ」は、東京都に本社を置くギークピクチュアズが運営するオープンセットで、実際のスクランブル交差点をほぼ実寸大で再現しています。2019年に栃木県足利市内に設立され、数多くの映画やドラマ、ミュージックビデオ制作で使用されてきました。
オープン当初から人気を博し、特に多くのファンが訪れたのは、「実際に見られる舞台裏」としての魅力。映画やテレビで見たシーンがリアルに存在している場所として、多くの人々の訪問を誘いました。
最後の一般公開イベント
今回のイベントは、来場者の声をもとに、合成フォトブースや作品展示、足利名物のキッチンカーなど、多彩なブースが設置されました。これにより、親子連れや年齢層を問わず、多くのファンがスタジオの魅力を存分に楽しめる機会となりました。
特に「合成フォトブース」では、グリーンバックを使って、自分の“推し”とのシーンを再現できる体験が好評を博しました。また、全国から集まったファンたちは、好きなキャラクターに扮装して、この特別な機会を楽しみました。7時前には多くの来場者が列をなして、混雑を予測した来客数の高さが感じられました。
来場者の熱気と思い出
来場者からは、「聖地巡礼ができて楽しかった」「無くなってしまうのが寂しい」といった感想が寄せられました。また、多くの方がスクランブルシティスタジオとの思い出を振り返り、さまざまな体験談が語られました。特に、手にしたグッズと共に作品展示の前での思い出を撮影する姿が印象的でした。
未来への期待
足利スクランブルシティスタジオは2025年でその運営に終止符を打つものの、ギークピクチュアズは新たな技術を用いた映像制作に挑み続けます。「DRL(デジタル・リアリティ・ロケーション)」サービスを例に、新しい形での映像制作の可能性を切り開いていく意向を示しています。専門的なコンテンツ制作や映像業界への影響力を高め、多くの作品に貢献していくことでしょう。
さいごに
「足利スクランブルシティスタジオ」は、夢の映画制作の舞台を訪れる機会を与えた場所として、多くの心に残るでしょう。最後の一般公開イベントでは、来場者から寄せられた思い出や感謝の声が、スタジオの存在意義を再確認させてくれるものでした。この貴重な体験は、参加した全ての人々の記憶に深く刻まれることでしょう。