Archaic AI Agentで企業のAI導入が身近に
株式会社Archaic(CEO:横山淳)が新たに提供を開始した『Archaic AI Agent』は、業務文書に特化したノーコードのAIエージェントサービスです。このサービスにより、従来数百万円かかる企業向けのRAG(Retrieval-Augmented Generation)システムを、なんと開発費ゼロで最短1日で立ち上げることが可能になります。
1. 必要性が増す『Archaic AI Agent』の背景
最近、生成AIが広く普及する中、企業は自社の知識を効果的に活用するためのAIチャット、つまりRAGの導入を検討するようになりました。しかし、実際には次のような課題が立ちはだかっています。
- - 専門エンジニア不足: PoC(Proof of Concept)作成の進行が遅れている。
- - 高度な技術的要求: ベクトルDBやハルシネーション(誤情報)対策に関する知識が欠如している。
- - コストと時間の膨張: 外注に頼りすぎると、開発費や時間がかさんでしまい、結局PoC止まりに。
加えて、近年の大規模言語モデル(LLM)の利便性とは裏腹に、誤った情報を生成するハルシネーションの問題が指摘されています。このため、正確な情報に基づく生成と社内データの適切な管理が両立できるRAGの仕組みが求められています。
2. Archaicの技術的強み:ただのツールにとどまらない
『Archaic AI Agent』は、単なるRAGツールには収まりません。オープンソースを基にし、業界特化型のAIコンポーネントや拡張性の高い機能を備えており、さまざまなドメインに対応します。
(1)業界特化型AIコンポーネントの搭載
- - 広告関連: 広告生成や表現のチェックを行うAI。
- - 製造業: 開発、工程、検査の各プロセスをサポートするAI。
- - その他: 画像認識や文章チェックなど、多岐にわたる機能をテンプレート化し、自由に組み込むことができます。
(2)開発自由度を高める新機能
- - Pythonコード自動生成: ワークフローにカスタムコードを組み込むことができ、外部との連携や計算も自在です。
- - 日本語特化OCR: Google Document AIを活用し、契約書や帳票のテキスト化を高精度で自動処理します。
- - Slack連携やAIクローリング: 今後追加予定の機能として、業務効率を一層向上させるでしょう。
(3)優れた日本語認識性能のOCR
2024年には新しい日本語特化のRAG性能が公開されます。オープンソースの不具合を独自に改修し、迅速に適用できる点が特徴です。
(4)フルカスタマイズ可能
私たちArchaicは、広告や製造、法務、教育など、各業界でのAI開発実績をもとに、クライアントごとに合わせたカスタムAIエージェントを構築しています。
3. 誰でも使える構造と即戦力化
『Archaic AI Agent』は、PoCにとどまることなく、実践的なAI活用を実現します。ノーコード設計と実戦知識を生かしたテンプレートを融合させています。
(1)ノーコード設計
ドラッグ&ドロップで複雑なワークフローを構築することができ、Pythonコード生成機能により外部との連携も容易になります。
(2)即戦力テンプレート
これまでの実績を活かしたAIモデルをそのまま利用でき、多忙な業務の中でもすぐにAIを活用できます。社内マニュアルや議事録も、自動でナレッジチャットに反映されます。
(3)情報の透明性と正確性
ベクトルDBと連携し、社内情報に基づいた回答を提供。情報が確認できない場合には、無理に生成せず「不明」と返答することで誤情報を防ぎます。
結論
AI技術の最前線を行く『Archaic』。私たちは、AIを一般の方の日常生活に取り入れるための施策を続け、さらに日本の産業の基盤を強化することを目指します。AIをもっと身近に、信頼性の高い形で活用できる未来に向け、共に進んでいきませんか。