新刊『スマホを見てただけなのに!』のポイント
2026年4月21日、KADOKAWAから『スマホを見てただけなのに!13歳から知っておきたい情報社会のかしこい生き抜き方』が刊行されます。本書は、子どもたちがデジタル社会での生き方を考えるきっかけとなる一冊です。著者は、メディア業界での豊富な経験を持つ鈴木雄也氏です。
スマホ所有の現状
近年、スマートフォンを持つ子どもの年齢は低下しており、平均所有年齢は約10歳に達しています。特に小学5年生では過半数が所有し、中学生ではその割合が8割を超えます(2026年1月26日、モバイル社会研究所調査)。このような状況に対し、子どもたちがインターネットやスマートフォンの使い方を学ぶ機会は限られています。
情報社会とそのリスク
本書では、スマートフォンを日常的に使う中で知っておくべき情報やリスクについて、実際のエピソードを交えて解説しています。たとえば、つい購入ボタンを押したくなる「ダークパターン」や、倍速で動画を視聴することによる「副作用」、SNS利用時の「アウトプットのコツ」など、具体的な事例を通じた理解を深めます。
教育の必要性
欧米では、子どもたちのSNS利用に制限をかける規制が議論されており、スマートフォンの影響が強く懸念されています。そんな中で、子どもたち自身が「どんな影響があるのか」「仕組みはどうなっているのか」「どう使えばよいのか」を知ることは非常に重要です。本書は、情報過多の現代社会を生き抜くための知識を身に付ける助けとなる内容です。
プロローグのストーリー
本書のプロローグは、物語形式で展開されます。舞台は「スマホ中学校」。二人の人気者、生徒の布楽須さんと舞奈須くんが卒業後、10年ぶりの同窓会で再会します。二人とも同じようにスマホを使っているのに、成長の道は全く異なってしまったのです。布楽須さんはインフルエンサーとして成功している一方で、舞奈須くんはアカウントを乗っ取られるというトラブルに見舞われています。このストーリーを通じて、どのように情報に対処すべきなのかを考えることが促されます。
著者のプロフィール
鈴木雄也氏は1989年生まれで岐阜県出身。情報的健康プロジェクトのメンバーとして、メディア業界での豊富な経験を活かし、情報社会におけるリテラシーや健康の重要性を発信しています。各種媒体での活動を通じて、特に新しい世代に向けた情報教育の必要性について深く考えさせられます。
まとめ
「スマホを見ていただけなのに」とは、実に皮肉を込めた言葉です。本書は、スマートフォンを使うすべての子どもたちに、情報社会での賢い生き方を教えてくれる一冊です。これからのデジタルネイティブ世代にとって、情報リテラシーを高めるための非常に貴重なガイドとなるでしょう。