次世代へ平和を語り継ぐ「Hibakusha Dialogue」
埼玉県蕨市の生活協同組合パルシステム埼玉は、2025年8月8日(金)に「Hibakusha Dialogue」という特別なイベントを開催します。場所はさいたま市浦和区にある活動施設「ぱる★てらす」で、時間は13時30分から15時30分までです。このイベントは、被爆者の語りを聞きながら、核兵器のない未来を考える貴重な機会です。
被爆者の貴重な体験を共有
この日、講師としてお話しいただくのは、詩人でエッセイストの坂下紀子さんです。坂下さんは2歳の時に広島で被爆しました。当時の記憶は定かではありませんが、母や祖母から聞いた被爆の体験を通じて、命の大切さや平和の重要性を証言しています。坂下さんは「非核特使」として国際NGOピースボートの活動にも参加し、世界各地で核兵器廃絶の意義を訴えています。
坂下さんは、参加する皆様との対話を通じて、豊かな知識と深い思索をもたらしてくれるでしょう。また、当日の活動には、坂下さんとともに、古賀沙織さんも参加します。古賀さんは被爆者との交流を行ってきた経験を持ち、被爆体験やその教訓について深く理解しています。
次世代を担う若者たちとの対話
「Hibakusha Dialogue」は、核兵器廃絶を目指す次世代の若者たちに向けたプロジェクトでもあります。この取り組みでは、被爆者との対話を通じて、核兵器の使用がもたらす悲劇の実像を次世代に伝えることを目的としています。特に、被爆者の平均年齢が86歳を超えている中、彼らの直接の証言を聞く貴重な機会が減少しています。このイベントは、参加者が被爆の実態を知り、平和の大切さを再認識する場となるでしょう。
イベント詳細
- - 日時: 2025年8月8日(金)13時30分~15時30分
- - 会場: 組合員活動施設 ぱる★てらす
(埼玉県さいたま市浦和区東仲町10–7)
- - アクセス: JR浦和駅東口から徒歩3分
- - 参加費: 無料
- - 定員: 会場25人、オンライン50人
- - 申し込み締切: 7月27日(日)
- - 申込先: こちらから
このイベントは、オンラインでも配信されるので、遠方の方もぜひご参加いただけます。参加者一人ひとりが平和について考えるきっかけを得ることができる貴重な機会です。
さまざまな活動の継続
パルシステム埼玉は、引き続き利用者と共に平和のためにできることを深く考え、実行していく所存です。戦後80年、私たちの未来を左右するこの重要なメッセージを広めるために、参加を心よりお待ちしております。