次世代AI開発を支える『Qlean Dataset』のご紹介
東京都渋谷区に本社を構えるVisual Bank株式会社が、AI学習用データソリューション『Qlean Dataset(キュリンデータセット)』の新たなサービスの提供を始めました。このプロジェクトは、特に商業AIの開発や研究を見据え、ECプラットフォーム向けに商品画像のバリエーションデータセットをラインナップとして追加したものです。
商品画像バリエーションデータセットとは?
新たに提供される『商品画像バリエーションデータセット』は、アパレルや雑貨、インテリアアイテムなど、一般的なECサイトで扱われる商品の詳細画像を含んでいます。物撮りから使用イメージまで、100万点以上のjpeg形式の画像が揃っており、多様なニーズに応じたデータが提供されています。
これらのデータは、ECサイトの商品画像生成やバリエーション拡張に活用され、ユーザーの視線を引くための新たな構図や色調を自動生成することが可能です。これによって、運用コストが削減でき、商品の訴求力が高まる期待があります。
データの柔軟性
『Qlean Dataset』の特徴として、さまざまな商用利用が可能なオリジナルデータラインナップ、データレシピが挙げられます。これにより、用途や精度に応じて簡単にデータ素材を組み合わせることができ、特定のニーズに応じた変更や拡張も柔軟に対応できる体制が整っています。
具体的には、株式会社千葉ロッテマリーンズや株式会社東洋経済新報社との良好なパートナーシップを通じて、収録データをさらに充実させています。これにより、AI開発でのデータ収集や整備に係る負担を軽減し、開発プロセスを加速させる貢献ができます。
アカデミア支援プログラムの開始
Visual Bankはまた、アカデミア支援プログラムも開始しており、大学や研究機関、非営利の技術開発チーム向けに無償提供を行うことになっています。全80種類以上、50万点を超える画像や音声、動画、テキストデータが提供されることで、研究者が高品質で権利クリアな学習データにアクセスできる環境を整えることが目指されています。これにより、現在の研究開発の複雑化したデータ入手の課題解決を図ります。
AI開発を加速させる新しい挑戦
Visual Bankは、「あらゆるデータの可能性を解き放つ」をミッションに掲げており、次世代型のデータインフラを構築・提供することに力を注いでいます。アマナイメージズを通じて提供されるAI学習用データセットやAI補助ツール『THE PEN』の導入により、クリエイティブな業界における効率化も進めています。国の研究開発プログラム「GENIAC」にも採択されており、社会実装へ向けた取り組みも加速しています。
このような取り組みを通じ、Visual Bankは日本国内においてもAIの可能性を大きく広げ、未来の技術革新に貢献していくことでしょう。詳しい情報は、
Qlean Datasetの公式ウェブサイトをご覧ください。