大谷翔平が子供たちの憧れNo.1に！ロバーツ監督の想いとメッセージを紹介

新しいテレビの形を提供する「ABEMA（アベマ）」では、ロサンゼルス・ドジャースの監督デイブ・ロバーツ氏への独占インタビューを特集しました。このインタビューは、昨シーズンのワールドチャンピオンに導いた名将が、5月5日の子供の日にちなんで日本の子供たちに向けたメッセージを届けました。

ロバーツ監督との特別な対話

シカゴでの遠征中、ロバーツ監督はその滞在先のホテルで「ABEMA」のインタビューに応じました。日本にルーツを持つ彼に「子どもの頃の日本での思い出」を尋ねると、祖父との記憶や、いとことの野球の思い出を語りました。野球場が全土であったことや、アメリカとは異なる柔らかいボールの思い出が語られ、聴いているこちらもほっこりとした気持ちになりました。

さらに、日本の子供たちに憧れの存在を問う調査結果が紹介され、驚くことに大谷翔平がトップに立ちました。ロバーツ監督はこの結果に「ワオ！」と驚きつつ、大谷選手の謙虚さ、多くの努力、そして人への優しさを称賛しました。「彼はとても良いロールモデル」です。彼自身がランキングの高さを喜びつつ、子供たちには「やっていて楽しいことに夢中になり、頑張ってほしい」とエールを送りました。

選手へのコミュニケーション方法

ロバーツ監督は大谷選手、山本由伸選手、佐々木朗希選手に対して異なるコミュニケーションを肌で感じていると明かしました。大谷選手に対しては「やる気を起こさせる必要がない」とし、ストレスを感じさせない環境作りを心掛けています。「調子はどう？」と問いながらも、彼の自律を尊重する姿勢が印象的です。

山本投手には快適に過ごせているかを尋ね、自信を持たせる言葉を送りつつ、佐々木投手に対しては慎重に接しています。「彼には特に注意を払い、自信を持てるようサポートしたいと思っている」と、その思惑を語りました。

野球界を変える新たな試み

ロバーツ監督は選手同士のコミュニケーションを促進するために「チャーター機」を2台用意する驚きの試みを披露しました。選手だけが搭乗するチャーター機の導入は、チームで唯一の措置であり、選手たちが一緒に過ごす時間を大切にするためです。これにより、移動中にも選手たちは親交を深め、チームワークを育んでいます。

視聴者とのQ&A

また、ABEMAの公式Twitterでは視聴者から寄せられた質問に答える形で、多くの注目選手を挙げたり、自身のキャリアについてコメントしたりもしています。「もし野球をしていなかったら？」という問いには、リーダーシップに関わる仕事を挙げ、「今の仕事に感謝している」と笑顔で語りました。

日本のファンにとって、このインタビューはただの情報にとどまらず、ロバーツ監督の思いや選手たちへの暖かい視点が感じられる貴重な機会となりました。5月9日から始まるダイヤモンドバックスとの試合についても、厳しい局面が待ち受けるとしながら、緊張感を漂わせています。