江戸前アユの遡上調査結果
東京都の産業労働局が発表した令和8年の江戸前アユの遡上調査結果によると、推定で65万尾のアユが多摩川を上ってきたことがわかりました。この調査は昭和58年から続けられており、都民や釣り愛好家からの注目も高い水産資源の現状を把握するための重要なものです。
調査の概要
調査は令和8年の3月9日から5月25日までの間、多摩川の河口から11キロメートル地点に設置した定置網を用いて行われました。毎日アユの入網数をカウントし、累計をもとに推定遡上数が算出されています。具体的には、
推定遡上数 = 累計入網数 ÷ 入網率5.4%という数式を使用しました。
調査結果
調査期間中に捕獲されたアユの累計入網数は35,188尾であり、これを基に平成8年の遡上数は約65万尾と推定されています。3月下旬からアユが確認され始め、特に初期には平均サイズが9.3センチと例年よりも大きな個体が多く見られました。その後、5月中旬にかけては、毎日の捕獲数が2,000尾を超えることもありました。全体の魚体サイズは3.9センチから13.3センチで、平均サイズは6.6センチでした。
気候影響の考察
今年の産卵期には、昨年の秋の降水量が過去5年の平均を下回っており、これがアユの遡上にどのような影響を及ぼすかは今後の課題です。気候変動に伴う降水量や水温の変化にも注意を払いながら、引き続き調査は進められます。
今後への期待
今回の結果は江戸前アユの再生産に向けた重要な指標となります。アユの生態系を維持するためには、持続可能な管理と保護が欠かせません。釣りを楽しむ人々にとっても、この情報は大変重要です。さらに詳細な結果は東京都の公式ホームページにも掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
お問い合わせ
遡上調査に関するお問い合わせは、東京都島しょ農林水産総合センター振興企画室(電話: 03-3454-1953)までお願いします。今後も江戸前アユの状況に注目し、最新情報をお届けしていきます。