新サービス「いきものずかい」で教育と集客の両立を実現
株式会社Metagramが提供を開始した新サービス「いきものずかい」は、動物園や水族館をターゲットにした図解コンテンツ制作の革新例です。このサービスは、来園者に命のつながりや生態の面白さを視覚化して伝えることにより、教育体験を強化しながら施設の集客力も高めることを目的としています。
教育と集客の両立の課題
動物園や水族館は、教育的な展示の充実と入場者数の向上という二つの相反する要求に直面しています。「いきものずかい」は、図解という手法を活かし、来園者が自ら発見し、学びたくなる環境を整えています。これにより、施設側でも教育の価値を高めつつ、来場者の満足度を向上させることが実現可能です。
宇都宮動物園とのコラボ
2025年2月から宇都宮動物園において実施された「いきものずかい」の先行導入では、特に人気のある動物であるキリン、ライオン、ペンギン、カピバラなどを図解したパネルが展示されました。この展示に対する来園者からのフィードバックは非常に高く、教育的価値を認める声が87.2%を占めるなど、その効果が立証されています。さらには、ある調査では75%の訪問者が「図解がある動物園や水族館に行きたい」と答えました。
また、宇都宮動物園の前年同月比の売上はなんと1,400%の増加を記録。来園者からは「子供が自主的に見に行った」「教育的でとても良い」との嬉しい声が寄せられています。このように「いきものずかい」は、集客増加にも大きく寄与しています。
サステナブルな教育の実現
「いきものずかい」は、SDGs目標4『質の高い教育をみんなに』にも貢献しています。視覚的な図解を利用することで、年齢や背景を問わずに生物のつながりを理解しやすくし、すべての人にわかりやすい教育の場を提供します。この仕組みは、インクルーシブな学びを推進することを目指しており、子どもから大人まで楽しめる体験を作っています。
代表の想い
Metagramの代表取締役、髙野雄一氏は、「動物を見る」行為を「動物から学ぶ」ことに変えていくことが「いきものずかい」の使命だと語っています。図解の可能性を活かし、日本全国の動物園や水族館を学びの場として進化させたいというビジョンを持っています。
会社概要
株式会社Metagramは、東京都渋谷区に位置する企業で、2024年9月に設立されました。提供するサービス「いきものずかい」は、ビジュアルを通じて新しい学びの形を提案し、地域の教育・文化活動に貢献していくことを目指しています。さらに、時間が経つにつれて多くの動物園や水族館が参加し、さらなる発展が期待されます。
まとめ
「いきものずかい」は、動物園や水族館に新たな風を吹き込み、教育と集客の両立を実現する革新的なサービスです。未来に向けて動物たちから学びを得ることで、誰もが楽しめる体験型の学びを提供しています。