DXとAIが作る未来に向けたキャリア教育イベント
2025年11月11日、福岡県立京都高等学校では、生徒たちに向けた特別なキャリア教育イベントが開催されました。主催は、東京都渋谷区に本社を持つアルサーガパートナーズ株式会社です。このイベントは、デジタルトランスフォーメーション(DX)や生成AIの重要性を伝え、未来のデジタル社会を生き抜く力を身につけることを目的としています。
スピーカー陣の紹介
イベントには、取締役副社長の松濤徹氏、執行役員の福岡支社長・吉冨亨氏が登壇しました。松濤氏は、かつてヤフー株式会社で様々な分野を担当し、グーグルでの広告本部統括を経て、アルサーガパートナーズに入社。吉冨氏は、九州大学を卒業後、大手システムエンジニアリング企業にて経験を積み、福岡で独立した後、アルサーガパートナーズに参画。
セッション内容
セッション1:DXと生成AIの概要
第一部では、現代のビジネスにおいてDXと生成AIがどのように活用されているのかを詳しく説明しました。松濤氏と吉冨氏は、単なるデジタル化にとどまらない、企業文化やビジネスモデルそのものを変革するDXの重要性を強調。生徒たちが日常生活で触れるデジタル技術を分解し、近年の変化を事例として示したのです。映画や音楽のストリーミング化、オンラインショッピングの進化などを例に挙げ、DXがどのように体験を変えているかを共有しました。
さらに、生成AIについても言及。AIがもたらす新しいアイデアや情報生成の力が、教育現場でも実際に活用されている事例が紹介されました。特に、アルサーガパートナーズが開発した「AI+Me(アイミー)」という教育専用の生成AIサービスが、授業ではどう使われるかについても具体的に説明されました。このサービスは、思考力を育むことに注力し、千代田区内の全小中学校への導入が予定されています。
セッション2:生成AI時代を生き抜くための力
第二部では、松濤氏が生成AI時代に求められる力とキャリア戦略について語りました。彼は、情報を見極める力、論理的思考力、伝える力が、今後ますます重要となることを伝えました。特にSNSやAIによって情報が氾濫する中、信頼できる情報を選ぶ力の重要性を強調しました。また、自らが選ぶキャリアにおいては、「ワクワクできる選択」「まず行動してみる」「決めたら最後までやり切る」といった指針を示しました。このようなメッセージは、生徒たちにとって将来の選択肢を広げる貴重な資料となったことでしょう。
質疑応答での活発なディスカッション
イベントの最後に行われた質疑応答セッションでは、参加した生徒たちから情報セキュリティや具体的な開発手法に関する質問が投げかけられました。生徒たちの関心を集めたのは、企業がどのように技術を開発しているか、また安全なインターネットのリテラシーについてでした。これを通じて生徒たちは、自らの将来に必要な知識やスキルを考えるきっかけを得たのです。
未来を考える意義
本イベントを通じて、高校生たちはデジタルトランスフォーメーションや生成AIが与える影響を直に体験し、自らの興味や強みに向き合う機会を得ました。また、登壇者への質問を通じて、現実のビジネスの場における安全な情報管理やウェブ開発について学び、この知識が将来のキャリア形成に大きな影響を与えることが期待されています。
アルサーガパートナーズは、次世代の人材が将来のデジタル社会において、主体的に価値を創出できるようにするための取り組みを今後も継続していくそうです。このような活動が、生徒一人ひとりの学びの方向性やキャリア形成において強力な後押しとなることを願っています。