TNLメディアジーン、情報セキュリティ規格ISO 27001認証を取得しアジア展開を強化
TNLメディアジーン、ISO 27001認証取得の意義
東京を拠点とするTNLメディアジーンは、アジア全域でのデジタルメディアとデータサービスのリーダーとしての地位を確立するため、子会社「ザ・ニュースレンズ」が国際的な情報セキュリティ規格であるISO 27001認証を取得したことを発表しました。この認証の取得は、アジア地域におけるM&A(合併・買収)統合戦略を推進する重要なマイルストーンであり、当社のデータ管理と顧客データの保護に対するコミットメントを強調するものです。
ISO 27001認証とは
ISO 27001は、情報セキュリティ管理システムに関する国際基準です。この基準を満たすことで、企業は顧客や取引先に対し、高いレベルの情報セキュリティを約束し、信頼を築くことができます。具体的には、登録システムの保守・開発、ネットワーク管理、顧客データの保護が認証範囲に含まれています。今回の認証取得は、米国統一認証委員会(UAF)が設定した基準に基づいて行われました。
ザ・ニュースレンズの取り組み
ザ・ニュースレンズは、ISO 27001取得を契機に情報セキュリティ管理をより一層強化する方針です。最新の国際基準に対応する情報セキュリティ管理システムを導入し、独立した第三者監査機関による検証も実施することで、顧客データの機密性、完全性、可用性を維持していくことを目指します。最高技術責任者(CTO)のリチャード・リーは、この認証取得を「顧客データを保護する決意を改めて示すもの」と語っています。
M&A統合戦略の実施
さらに、TNLメディアジーンはアジア地域における「ワンストップ型」のメディア・データ・テクノロジー企業としてのリーダーシップを確立するため、幅広い顧客ニーズに応えるサービス提供を目指しています。具体的には、オーディエンスの拡大と収益化に向け、アジアを拠点とするメディア企業や地域の小規模企業をターゲットにしたM&A戦略を進めており、2018年から続くこの計画では、すでに10件の買収を実現しています。
今後の展望
今後、ISO 27001認証は他のビジネス部門や子会社へも拡大され、国際的な情報セキュリティ基準への長期的な取り組みを実証していく方針です。共同創業者兼CEOのジョーイ・チャンは、「ISO 27001は特に上場企業にとって価値の高いサイバーセキュリティ基準であり、この認証を取得することで、内部プロセスを強化し、パートナーや投資家との信頼関係を一層強化する基盤が築かれました」と述べ、顧客ニーズに応えるワンストップサービスの提供に向けて不断の努力を続けることを強調しています。
TNLメディアジーンは、アジア全域のメディア、データ、テクノロジーに関するニーズに応え、信頼性の高いサービスを提供していくための取り組みを加速しています。このISO 27001認証の取得は、同社の戦略の第一歩であり、今後ますますの発展が期待されます。