デジタル香り技術
2026-03-02 15:50:54

嗅覚VRゲームが切り拓くデジタル香り技術の未来とは

香り再現とデジタル技術の新たな挑戦



2026年3月16日(月)、文京学院大学人間学部の小林剛史教授が登壇する公開シンポジウムが開催されます。このシンポジウムは、JST未来社会創造事業「次世代情報社会の実現」領域における「香り再現にもとづいたデジタル香り技術の構築」という研究テーマに基づいて行われます。これは、嗅覚の計測やデジタル化、再現を目指す新たな試みであり、小林教授はサポートしています。

研究の背景と目的



本研究の目的は、香りをデジタル化することで新たな体験を生み出すことです。2022年10月に始まった本プロジェクトは、2025年4月から本格的な研究段階に突入します。小林教授は、これまで高齢者の認知機能向上を目的とした嗅覚VRゲームの研究を進め、香りデジタル技術の心理学的評価を融合させる成果を上げています。

シンポジウムの内容



シンポジウムでは「嗅覚VRゲームによる認知機能改善効果:選択的向上と視覚手がかり量に対する頑健性」として、嗅覚と視覚情報を組み合わせた体験が認知機能に与える影響を報告する予定です。この発表は、デジタル香り技術の医療や福祉分野への応用についての可能性を示す重要な位置づけとなります。

高齢化社会への貢献



日本は高齢化社会を迎えつつあり、加齢に伴う認知機能の低下は大きな課題です。小林教授が提案する嗅覚を利用したアプローチは、認知症予防やウェルビーイングの視点からも重要です。VR技術を駆使し、嗅覚刺激を通じて認知機能を維持・向上させることが期待されています。

共同研究と成果



本研究は東京科学大学、法政大学、University of the Arts Londonとの共同研究でもあります。特に、嗅覚ディスプレイを使用したVRゲームが高齢者の視空間認知機能を向上させることが論文として発表されており、国内外で注目されています。この研究は、従来の香りを嗅ぐ方法よりもはるかに高い没入感を提供し、リハビリテーションの新たな手法として期待されています。

シンポジウム開催概要



  • - 日時: 2026年3月16日(月)14時30分~17時30分
  • - 会場: 東京科学大学すずかけ台キャンパス(ハイブリッド開催)
  • - URL: イベントHP
  • - 申し込み先: 参加申込フォーム
  • - 申し込み締切: 2026年3月9日(月)

シンポジウムは来場とZoom配信のハイブリッド形式で行われ、事前に申し込むことで参加が可能です。名だたる専門家が集う中で、香りに関する新たな知見に触れる良い機会です。未来のデジタル香り技術が、私たちの生活にどのような影響を与えていくのか、ぜひ注目していきたいものです。


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