絵金展のご紹介
2025-06-12 16:16:29

絵金の魅力を堪能する「幕末土佐の天才絵師 絵金」展が開催

絵金の魅力を堪能する「幕末土佐の天才絵師 絵金」展が開催



2025年9月10日(水)から11月3日(月・祝)まで、六本木のサントリー美術館で「幕末土佐の天才絵師 絵金」展が開催されます。土佐の絵師・金蔵(1812~1876)、通称「絵金」さんの作品を一堂に集めたこの特別展は、高知の地で培われた独特の美術が東京に集結する貴重な機会となります。

絵金の生涯と業績


絵金は高知市に生まれ、生涯を通じて多くの芝居絵屏風を制作しました。彼の絵画は、歌舞伎や浄瑠璃の物語を美しい色使いで表現しており、当時の絵画の中でも際立った存在感を放っています。絵金の作品は今でも夏祭りなど地域の行事で重要な役割を果たし、祭りの風情を彩るオブジェクトとして親しまれています。

過去の展覧会と再評価


1966年に雑誌『太陽』で特集されたことを皮切りに、絵金の作品はさまざまなメディアで取り上げられ、1970年前後には東京や大阪の百貨店での展覧会も盛況でした。高知県立美術館での回顧展も2度行われており、絵金の業績は今でも高い評価を受けています。しかし、彼の多くの作品は神社や自治会に分蔵されており、集中的に観賞できる機会は稀です。

近年、高知県香南市には絵金をテーマにした「絵金蔵」が開館し、さらに豊かな文化的環境が整ってきました。本展は、県外で実施される初の大型展覧会として、絵金の芸術の再評価を促す重要なイベントです。

展示の内容


「幕末土佐の天才絵師 絵金」展では、絵金の代表作を含む約100点を展示予定です。会期中には作品保護のための展示替えが行われるため、何度訪れても新たな発見があります。

この美術展は、「生活の中の美」を理念に掲げるサントリー美術館が主催しており、地域文化を背景にした絵金の魅力を存分に味わえます。高知の土着文化と、当時の市民の生活や祭りの様子が展開される様子を楽しむことができるでしょう。

開催概要


  • - 会期:2025年9月10日(水)〜11月3日(月・祝)
  • - 会場:サントリー美術館(東京都港区赤坂9-7-4、東京ミッドタウンガレリア3階)
  • - アクセス:都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結、東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結

開館時間と入館料


  • - 開館時間:10時〜18時(特定日は20時まで開館)
  • - 休館日:毎週火曜日(特定日は解放)
  • - 入館料:一般1,800円、大学生1,200円、高校生1,000円(中学生以下無料)
前売券も販売され、各種割引もご用意しております。

まとめ


この展覧会は、絵金の作品を通じて当時の文化や美の感覚に触れる絶好の機会です。ぜひ足を運び、幕末の天才絵師の織りなす色彩豊かな世界を体験してみてください。あらゆる世代の方々に新たな感動をもたらすことでしょう。詳しい情報は公式ウェブサイトでご確認ください。


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