淺沼組が新たな技術フォーラムで未来の建設業を描く
2025年11月7日、株式会社淺沼組は新しい発表会「技術フォーラム」を大阪と東京で同時開催しました。従来は別々に開催されていた「技術発表会」と「作業所生産性向上策発表会」を一つに統合した本フォーラムは、企業の技術力向上及び業務改善を目指す新たな試みです。
技術フォーラムの目的
このフォーラムは、単に技術的な情報を交換する場ではなく、淺沼組全体の生産性と品質を高めることを目的としています。建設現場のみならず、バックオフィスやフロントオフィスにおける改善策や工夫を広く共有し、組織全体でその知見を活かしていく考えです。これにより、社員だけでなく協力会社と連携し、より一層の生産性向上を図ることが狙いです。
フォーラムの構成と内容
本フォーラムは二部構成で全14編の発表が行われ、さまざまな業務改善案と技術的取り組みが共有されました。
1. 第一部: 技術レポート編
第一部では、現場の技術的課題解決のための専門的な試みが発表されました。具体的には、クレーン走路の鋼製型枠や、BIMを使用した改良提案など、幅広いテーマが取り上げられました。
2. 第二部: 創意工夫編
第二部では、日々の業務から生まれた工夫や効率化の取り組みが9編発表されました。デジタルサイネージを利用した業務効率化や、QRコードを用いた匿名意見収集の試みなど、実践的かつ革新的なアイデアが共有されました。
特に際立っていたのが、新たに導入された「プレゼン審査制度」。審査員による厳正な評価が行われ、優れた発表には「審査員特別賞」が贈られました。評価基準には、視覚的な資料の見やすさ、発表の方法、質疑応答の的確さが含まれており、参加者のスキル向上に寄与しています。
社長のコメント
開会挨拶を行った代表取締役社長の浅沼誠氏は、「技術と業務改善を両面から支える新しい発表会」という位置づけを強調し、「新たな視点が得られる機会となることを期待しています」と述べました。また、全国から配信されたフォーラムは、全社員がリアルタイムで視聴できたことも特筆すべき点です。
今後の展望
この技術フォーラムを通じて、淺沼組は情報の迅速な共有と発表者のさらなるスキル向上を目指す方針を示しています。特に、デジタル技術を駆使した生産性向上に関する取り組みが多く発表され、DX(デジタルトランスフォーメーション)施策の推進が期待されます。
概要
- - 日時: 2025年11月7日(金)13:10~17:00
- - 会場: 淺沼組大阪本社/東京本店(リモート接続)
- - 参加人数: 約270名
淺沼組は、130年以上にわたる歴史を持ち、誠実なモノづくりを追求する総合建設会社。これからも持続可能な成長を目指して、様々な取り組みを続けていくことでしょう。