2026さっぽろ雪まつりで再現される鶴ヶ城の大雪像

2026さっぽろ雪まつり、

鶴ヶ城を大雪像で再現！

2026年2月、北海道の札幌市で開催されるさっぽろ雪まつりにおいて、特に目を引く大雪像が登場します。それは、会津若松市の象徴である「鶴ヶ城」です。この大雪像は、大通会場の8丁目に位置する「雪のHTB広場」で展示され、訪れる人々を魅了すること間違いなしです。

鶴ヶ城の歴史

鶴ヶ城は、名将たちが治めた歴史的な城であり、幕末には会津藩の誇りを示した舞台でもありました。この城の起源は、至徳元年（1384年）にまでさかのぼりますが、その後、蒲生氏郷によって1593年に本格的な天守閣が建設され、以来名を馳せてきました。さらに、戊辰戦争では新政府軍の攻撃を1か月間耐え抜き、難攻不落の名城として知られるようになりました。

再建の歴史も興味深く、明治時代にほとんどの建物が取り壊された後、1965年に天守閣が再建されました。その際、平成23年（2011年）には屋根が幕末の赤瓦にふき替えられ、現在では日本に現存する城の中で唯一赤瓦の天守閣として知られています。2026年は、この蘇った天守閣の再建60周年を迎える年でもあり、雪まつりでの再現は、その記念行事の一環でもあるのです。

大雪像の製作について

「会津鶴ヶ城」の大雪像は、独自の「アイスブロック工法」を用いて制作されます。この手法では、雪で作られた細かなパーツを組み合わせることで、精緻なディテールが忠実に再現されます。製作には「HTB北海道テレビ」と「陸上自衛隊第18普通科連隊」が共同で携わり、なんと約3,800人という多くの自衛隊員が投入され、1月5日から2月3日まで、30日間の制作期間を経て完成します。

「会津の宝ブース」

大雪像の隣には、「会津の宝ブース」が設置され、会津特産品や郷土料理が販売される予定です。特に、福島県の会津で造られる日本酒は、全国新酒鑑評会で金賞を受賞する数が日本一であり、各銘柄に自信があります。この機会に、鶴ヶ城を訪れながら、会津の歴史や文化に触れ、地元の美味しいお酒を堪能することができるのです。