最近、人材不足が深刻化する中で、企業は社員の定着やエンゲージメント向上のために社内イベントの復活に力を入れています。リンベル株式会社が行った調査によると、約96%の企業が社内イベントを実施しており、そのうちの約75%が社員にギフトを贈る取り組みを行っていることが明らかになりました。
社内イベントの新たな役割
社内イベントが持つ役割は多様です。歓送迎会や打ち上げ、永年勤続表彰など、様々なイベントが行われていますが、社内イベントが定着することで社員同士の絆が深まり、企業全体の雰囲気もよくなります。しかし、イベントへの参加が難しい社員への配慮が新たな課題となっています。
欠席者へのフォローアップ
TOPPANホールディングスが昨年行った年次懇親会では、欠席した社員にリンベルのカタログギフトを贈るという新しい試みが行われました。管理職の親睦会「TOPPAN要会」では、以前は旅行に参加できなかったメンバーにはお土産を配布していましたが、より多様なニーズに応えるため、今回のギフトの導入に至りました。
欲しいものが選べる喜び
担当者は「受け取った方々からは、『自分の好きなものを選べるのが嬉しい』という声が多く寄せられ、高い満足度を得られました」と話しています。実際に、約200冊のカタログギフトが用意され、予算もおさまり、業務の負担軽減にも繋がりました。この成功から、「TOPPAN要会」では今後もカタログギフトの活用が続く予定です。
全体の調査結果
リンベルの調査では、社内イベントを実施している企業の約96%が、社員へのギフトを用意していることがわかりました。具体的には、打ち上げや懇親会などで最も多く利用されるギフトはカタログギフトであり、その選定理由として「相手が欲しいものを選んで選べるから」という意見が圧倒的でした。
贈る側の悩み
また、ビジネスシーンにおいてギフトを贈る際には「相手の好みがわからない」という悩みが最も多く挙げられました。この事実は、社内イベントにおけるギフト選びの難しさを浮き彫りにしています。
まとめ
社内イベントの復活と欠席者へのフォローアップとしてのカタログギフトは、多様化する社員のニーズに応え、コミュニケーションの場を設ける効果が期待されます。今後、リンベル株式会社のような企業が持つカタログギフトの活用方法が、ますます注目されることでしょう。企業が社員を大切にする姿勢が、エンゲージメントや定着率にも繋がるのです。
リンベル株式会社について
1987年に設立されたリンベル株式会社は、カタログギフトの先駆者として多様な贈り物文化をサポートしてきました。近年では防災用品に特化したギフトカタログ「RING BELL SONAE」を展開し、法人向けサービスを進化させています。
会社概要
- - 商号 : リンベル株式会社
- - 代表者 : 東海林秀典
- - 本社所在地 : 東京都中央区日本橋3丁目13番6号
- - 設立年月 : 1987年7月3日
- - 資本金 : 608,935,000円
- - 事業内容 : ギフトの企画・販売、卸売業