ヒビノとWIT COLLECTIVEが手を組み次世代エンターテインメントを創造へ
東京都港区に本社を置くヒビノ株式会社は、映像を基盤にした広告制作を行うCHホールディングスと、生成AIを駆使したDO/AIサービスを展開するWIT COLLECTIVEとの提携を発表しました。この新たなパートナーシップを通じて、両社は次世代エンターテインメントの開発に乗り出します。
パートナーシップの背景と目的
ヒビノは、ライブエンターテインメントの大型映像技術のパイオニアとして、多種多様なプロジェクト経験を積んできました。特に、2021年には最新の映像技術「インカメラVFX」を導入したバーチャルプロダクションスタジオ「Hibino VFX Studio」を設立し、映像制作の革新を図ってきました。一方で、WIT COLLECTIVEは「ココロが動く、世界が動き出す」というビジョンの下、広告や映画などの分野で体験価値の新たな創出に尽力しています。
両社共通の課題は、制作期間の短縮、予算の最適化、柔軟なクリエイティブ表現の必要性です。これらの要求を満たすために、生成AIやバーチャルプロダクションが注目を集める中での提携が実現しました。
生成AIのメリットと具体的な展開
生成AIを駆使することで、クリエイターの想像力をさらに広げることが可能です。企画段階から生成AIを取り入れることで、多様な表現の選択肢を提供し、最適な映像表現を追求できます。制作プロセスの効率を向上させつつ、クオリティを維持するために特別な技術者「CreAItive Conductor」が編集に関与し、高品質な映像制作を実現します。
1.
バーチャルプロダクションの普及
生成AIをCG背景制作に利用することで、中小規模プロジェクトでも高い表現力を維持しつつ、導入のハードルを下げるための基盤を整えていきます。
2.
没入型映像体験の共創
WIT COLLECTIVEの創造性とヒビノの三次元LED技術を融合させ、より迫力のある映像体験を生み出すことを目指します。
3.
エンターテインメント領域の協働
ヒビノの豊富な業界経験と、WIT COLLECTIVEのプロデュース力を合わせることで、イベントや映像制作において新たな価値を創出し、より多様なニーズに応えられるよう努力していきます。
今後の展開と展望
今後、ヒビノグループはWIT COLLECTIVEとの連携を強化し、次世代エンターテインメントの普及に向けたプロジェクトを推進します。特に2025年のコンテンツ東京では、両者の初のコラボレーション展示が予定されており、最新型LEDディスプレイを使った映像制作や生成AIを駆使したコンテンツを通じて、新たな体験を提供していく予定です。
この取り組みにより、エンターテインメント制作者としてのヒビノの技術力が新しい方向に進化し、消費者にも感動を与え続ける挑戦が続けられます。新たな体験価値の創造を目指し、業界の先駆者としての地位を確立していくことでしょう。