キユーピーの挑戦
2025-08-26 12:10:07

キユーピー、ドレッシングボトルを100%再生PET化へ!プラスチック削減の新たな一歩

キユーピーのドレッシングが環境に優しいバトンを受け継ぐ



2023年9月、キユーピー株式会社は、市販用ドレッシング類の380mlサイズ全10品において、100%再生PET樹脂を使用したボトルへの移行を発表しました。この動きは、食品業界における持続可能性の重要性を示す一例であり、多くの環境問題に立ち向かうための新たなステップとなっています。

環境問題への取り組み



近年、環境問題への関心が高まる中、企業はそれぞれの分野でプラスチック使用の削減に取り組んでいます。キユーピーもその一環として、ドレッシングボトルを再生PET樹脂で製造することを決定しました。これにより、年間約1,600トンものプラスチックを削減できると見込まれており、コスト削減だけでなく、環境保護にも貢献できるでしょう。

再生PET樹脂とは?



再生PET樹脂は廃棄されたペットボトルを回収し、粉砕・洗浄し、再加工することで生成される素材です。特に、清涼飲料水用のボトルを再生したものを使用しているため、安全性にも配慮しています。キユーピーでは、食品業界の他社と共同研究を行い、再生PETの安全性を確認したうえで今回の導入を決定しました。

バラエティ豊かなドレッシング



対象となるドレッシングは、油や酢など幅広い原材料を使用した製品が含まれています。これにより、消費者はお好みのドレッシングを選びながら、環境にも配慮できるという選択肢が広がります。キユーピーは今後、テイスティや機能性表示食品など、様々なドレッシングに再生PET100%ボトルを採用していく予定です。

目指す未来へ



キユーピーは2030年までにプラスチック排出量を30%以上削減する目標を掲げており、380mlサイズのボトルの切り替えはその実現への大きな一歩です。これにより、市販用ドレッシング類の約90%が再生PETを含むボトルに移行します。さらに、2024年には日清オイリオグループとの協力で使用済み油付きPETボトルの回収実証実験を行い、将来的には油を含むPETボトルのリサイクルを実現させることを目指しています。

お客様への新たな価値の提供



新しいボトルに切り替えた製品には、環境に配慮したことを訴求するecoラベルを付与して販売されます。これにより、消費者は商品の選択をする際、環境への配慮まで考慮することができます。キユーピーは、品質の高い商品を提供するだけでなく、持続可能な社会に向けての透明性も提供していくつもりです。

結論



キユーピーの新たな取り組みは、食品業界における環境問題への意識の高まりを象徴するものとなるでしょう。再生PETボトルの採用は、多くの消費者が環境を意識した選択をするきっかけとなり、今後の持続可能な社会への道筋を示す重要なプロジェクトと言えます。私たち消費者も、このような取り組みに注目し、環境に優しい選択をすることが求められています。


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