ナレルグループとArentが業務提携
株式会社ナレルグループの中核子会社であるワールドコーポレーションと株式会社Arentは、戦略的な業務提携を2026年3月に締結しました。この提携は、人材不足が深刻化する建設業界において、ナレルグループの人材力とArentのDXプロダクト「PROCOLLA」を活用し、業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進することを目指しています。
提携の背景
ナレルグループは、3,600名を超える技術者を派遣している人材派遣会社です。自社が抱える人材の活用や、ICTツールを用いたDX人材の育成に力を入れています。その一方で、全国の現場のニーズに応えるためには、DX人材の数と必要なICTツールの整備に課題がありました。
これに対し、Arentは「暗黙知を民主化する」をミッションに掲げ、DX推進に特化した企業であり、自社開発のSaaSプロダクトを通じて、建設業界の効率化と生産性向上を図っています。特に、「PROCOLLA」はAIを活用した工程管理システムで、大手ゼネコンの経験を活かして開発されました。
このように、両社は各々の強みを活かしつつ、現場へのDX実装を加速させるために提携を組むこととなりました。
共同の取り組み
この業務提携により、ナレルグループとArentは次のような取り組みを通じて、建設業界の課題解決を試みます。
1. 伴走型建設DX人材の創出
建設現場でのDX化を推進するためには、現場経験のある人材が関わることが必要です。そのため、ワールドコーポレーションの技術者は、施工管理スキルに加え、Arentが提供する研修プログラム「PROCOLLA」を利用し、包括的にスキルを習得することが求められます。この人材が現場に配属され、伴走型のサポートを行うことで、現場に即した実践的な助言が提供され、生産性向上へとつながります。
2. 質の高い人材育成と現場浸透力
伴走型建設DX人材が増加すれば、その人材が現場からのフィードバックを集めてナレッジを蓄積し、Arentのプロダクト開発にも寄与します。このようにして得られた知見は、プロダクトの改善へとつながり、さらに実用性の高いツールの開発が促進されます。これにより、両社は循環型の知識生成を行い、業界全体の生産性向上を実現していきます。
代表のコメント
ナレルグループの代表取締役、柴田直樹氏は「人材とテクノロジーの両輪で、建設業界の未来を支える」とし、この提携が業界の生産性向上に貢献することを期待しています。
一方、Arentの鴨林広軌社長も「この提携によって、全国の建設現場が抱える課題解決を図りたい」と語っています。
まとめ
この提携は、ナレルグループとArentが共同で建設業界のDX化を加速させる大きな一歩です。今後の両社の取り組みが、建設業界の未来にどのような影響を与えるのか、一層の注目が集まります。