認知症の家族を支えるピアカウンセリングのつどい
認知症は、本人だけでなくその家族にも深刻な影響を与えます。和歌山市では、同じ立場の人同士でカウンセリングを行う「ピアカウンセリングのつどい」が開催されています。この活動は、認知症を抱える方と、その介護を行う家族をサポートすることを目的としています。
認知症介護における心の負担
介護を行うことで日々のストレスや不安を感じる方は多いでしょう。特に、認知症患者を介護している家族は、長時間の介護や日常生活の困難さから、心の負担を大きく抱えることになります。このつどいでは、参加者同士が経験や感情を共有し合うことで、互いに支え合うことができる環境が整えられています。
どのような内容なのか
「ピアカウンセリングのつどい」では、専門のファシリテーターが話し合いを進行し、安心して会話を楽しむことができる空間を提供しています。このイベントは、具体的なカウンセリングを受ける機会だけでなく、参加者たちが感情を言葉にすることで、心の整理を手助けする役割も果たします。多くの参加者が共感し合い、励ましあうことで、前向きな気持ちを育んでいくことが目的です。
誰が参加できるのか
このピアカウンセリングは、40歳以上の認知症を抱える方と、その介護を行っている家族が対象です。参加は無料ですが、昼食費は自己負担となります。近隣で暮らしている方は、ぜひこの機会に参加し、同じ悩みを抱える仲間と出会ってみることをお勧めします。
開催場所と問い合わせ
場所は和歌山市内の地域包括支援センターで行われます。詳細や参加申し込みについては、各地域の包括支援センターに問い合わせてください。連絡先は以下の通りです:
- - 健康局 保険医療部 地域包括支援課 073-435-1197
最後に
認知症と向き合う過程は、非常に孤独で辛いものですが、同じ境遇の仲間と話し合うことによって、新たな気持ちを得たり、視点を変えるきっかけとなったりします。和歌山市で開催される「ピアカウンセリングのつどい」は、そんな大切なつながりを生む場です。心のサポートが必要な方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。