ABEJAと損保ジャパン、業務支援ツールを実装
株式会社ABEJA(以下、ABEJA)は、損害保険ジャパン株式会社(以下、損保ジャパン)との連携を深め、企業の業務効率化を目的とした業務支援ツールを構築しました。この取り組みは、両社の協力によって実現され、特に損保ジャパンが抱える内外の複雑な業務プロセスの改善に寄与しています。
新たな業務支援ツールの背景
近年、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、ABEJAは業務プロセスの効率化に向けて大規模データ統合が鍵であると考えました。損保ジャパンは2022年に発足した「災害対応プロジェクト」の一環として、業務の運用改善に課題を持っていました。当プロジェクトでは、事故や災害時に必要な情報が複数のシステム間で分散しているため、多くの労力と時間を要していたのです。
そこで、ABEJAは、Palantir Technologies Japanが提供するFoundryを使用し、データを一元的に収集・統合することで、損保ジャパンの業務プロセスを見直し、効率化を目指しました。これにより、約21%の業務効率化を達成し、迅速な保険金の受け取りに貢献しました。
業務プロセスのさらなる効率化
今回の業務支援ツールは、損保ジャパン社内で行われる煩雑な業務に焦点を当てています。具体的には、書類の印刷や仕分け、進捗管理に要する時間を大幅に削減します。これにより、作業ミスや誤りを減少させ、業務の精度とスピードが向上します。
ABEJAは、損保ジャパンのニーズに応じたデータパイプラインを構築することで、業務プロセスの現状を的確に把握し、利便性の高いユーザーインターフェイスを開発しました。このツールにより、損害保険事業に特有のアンダーライティングや保険金支払業務を効率化し、お客様へのサービス向上が期待されます。
持続可能な未来への貢献
ABEJAは「ゆたかな世界を、実装する」という理念のもと、引き続き業務効率化に注力し、様々な業界の企業に対して人とAIの協調による産業構造の革新を進めていくアプローチを続けます。この取り組みは、社会全体におけるDXの進展を支え、持続可能な未来の実現に貢献することを目指しています。
まとめ
ABEJAと損保ジャパンのコラボレーションは、業務支援ツールの開発を通じて、業務の効率化とサービスの質向上を実現しました。この取り組みは、今後の業界の在り方に大きな影響を与えると期待されており、両社のさらなる連携に注目です。
企業情報
- 設立: 2012年9月10日
- 所在地: 東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
- 代表者: CEO 岡田 陽介
- 事業内容: デジタルプラットフォーム事業
- URL:
ABEJA公式サイト