新国立劇場開幕
2026-09-04 10:30:12

新国立劇場オペラ『イタリアのトルコ人』が新制作で開幕!

新国立劇場(東京都渋谷区)が2026/2027シーズンを迎え、新作オペラとしてロッシーニの名作『イタリアのトルコ人』が披露されます。本作はオペラ・ブッファとして知られ、ロマンチックかつユーモラスなストーリー展開が特徴です。

演出を手掛けるのは、ロラン・ペリー。この演出家は特に彼のユニークなセンスで注目を集めており、今回の作品では“フォトノベル”をモチーフにした構成が採用されます。このアプローチにより、主人公フィオリッラのロマンチックな空想が展開され、観客は二次元の世界と三次元の舞台を行き来する感覚を味わいます。ストーリーは、トルコ王子セリムとのドタバタした恋の駆け引きを中心に描かれ、芳醇なアンサンブルが楽しめる内容となっています。二重唱から四重唱まで多彩な音楽表現が広がり、見ごたえのある作品として期待されています。

主演キャストには、昨年のオープニング『夢遊病の女』で鮮烈なデビューを果たした新星ソプラノ・クラウディア・ムスキオがフィオリッラ役に。トルコ王子セリム役としては、現在パリ・オペラ座での活躍が期待されるアレハンドロ・バリニャス・ビエイテスが登板し、ヒロインの夫ジェローニオ役にはブッフォの名手パオロ・ボルドーニャが加わり、ロッシーニファンにはたまらない豪華なキャスティングが実現しました。指揮には若手の注目株、アレッサンドロ・ボナートが起用されます。今年のロッシーニ・オペラ・フェスティバルでも彼の表現力が絶賛されただけに、期待も高まります。

もちろん、ストーリーの要であるフィオリッラと夫ジェローニオ、さらにはトルコ王子の元恋人ザイダとの複雑に絡み合う恋の駆け引きも見逃せません。心の中の葛藤を表現する詩人プロスドーチモが登場し、次第に盛り上がるドタバタ劇の中で「喜劇を仕立てよう」と考える様子が描かれ、観客には笑いと感動の瞬間が訪れます。

公演は2026年10月2日から始まり、4日、7日、10日、12日まで行われ、各回において選ばれた豪華なスタッフがしっかりと支えています。音楽に精通する聴衆たちには、迫力ある東京フィルハーモニー交響楽団の演奏も楽しみなポイントです。

さらに、公演をより深く楽しむためのオペラトークも予定されており、9月21日には新国立劇場オペラパレスでの開催が決まりました。皆様にとってこの機会は、オペラの楽しみを深める素晴らしいチャンスになることでしょう。

新国立劇場は、現代舞台芸術の発展を担う日本唯一の国立劇場として、オペラ、バレエ、演劇など多彩な芸術表現を行っています。今回の『イタリアのトルコ人』のように、国内外の優れた芸術人たちとのコラボレーションにより、ますます魅力的な作品が生まれていくことでしょう。ぜひ、この秋、スタイリッシュでチャーミングなオペラの世界に足を運んで、自身の耳でその魅力を体感してください。


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