中村 中が20周年記念コンサートで愛を語る
2023年6月19日、東京国際フォーラムで中村 中のデビュー20周年を祝う特別なコンサート『中村 中 20th Anniversary Concert Chapter 1 -饗宴-』が開催されました。このコンサートのテーマ「饗宴」は、哲学者プラトンの『饗宴』からインスパイアされ、愛について語り合う場として設定されました。これにより、愛というテーマに深く踏み込む素晴らしいステージが展開されました。
オープニングでは、会場に流れるLed Zeppelinの名曲「Your Time Is Gonna Come」に合わせ、観客の拍手が沸き起こります。白いトーガに身を包んだ中村が姿を現すと、場の雰囲気が一変し、緊張感が漂いました。彼女が最初に選んだ曲は、「愛されたい」。この曲では、愛を渇望する気持ちを切々と歌い上げる中村の姿が印象的でした。デビュー20年を迎えた喜びや感謝の思いを込め、観客に心を伝えました。
続いて、初期の名曲「鳥の群れ」や「AM零時」を披露します。これまでのキャリアを経て成長した中村のボーカルは、これらの楽曲に新たな解釈をもたらし、観客を感動させました。さらに、リズム隊の鈴木正人と椎野恭一のソロパートが続く中、ドリアン・ロロブリジーダが真っ赤な衣装で華やかに登場。中村が彼女のファーストアルバムの発売をサプライズ発表し、会場は歓声で包まれました。
その後、一青窈が中村を称えながら自身のヒット曲「もらい泣き」を届け、観客を盛り上げます。彼女は中村との共作「あひるの涙」を情感たっぷりに歌い上げ、歌の力を再確認させました。
中盤では、観客から曲のリクエストを受けるという参加型のコーナーもあり、人気曲「ゆびきり」「部屋掃除」、さらには「今夜だけきっと」が披露され、場が盛り上がります。根本 要が登場し、共に新曲「潮騒静夜」を披露すると、感動の渦に巻き込まれました。誰もが心の奥に大切な人を思い描く感情が伝わる素晴らしい一幕でした。
終盤には、中村の得意とするラブソングが連続で披露されました。「駆け足の生き様」では、愛することへの葛藤や決意が歌われ、バンドメンバーたちも熱演。観客との一体感をもって歌い上げる姿は、本コンサートのクライマックスを迎えます。「汚れた下着」は、彼女のデビュー曲として特別な意味を持つ曲で、さらなる高みへと彼女を導くフィナーレの楽曲でした。
アンコールでは、「友達の詩」を情感豊かに歌い上げ、これまでの活動への感謝と次のステージへの決意を伝えました。また、新曲「諸人こぞりて」では、観客と共に夜明けを歌い、コンサートの最後を華やかに締めくくりました。
中村は「今日この日を迎えられたのは、皆さんの支えがあったからこそ」と感謝の言葉を述べ、最後に「さよなら十代」を優しく力強く歌いました。中村の20年にわたる活動への覚悟と、これからの音楽人生への期待を感じさせるステージでした。
さらに、2026年の年末にはコンサートのChapter 2、2027年6月にはChapter 3が開催される予定です。これからも歌手、役者、クリエーターとして多彩な活躍を続ける中村の姿から、目が離せないことでしょう。