DGDVがSAMANSAにリード投資を実施
東京都千代田区に本社を置くDG Daiwa Ventures(DGDV)が、日本発のショート映画配信サービス『SAMANSA』に対し、シリーズAラウンドでリード投資を行ったことを発表しました。『SAMANSA』は「映画を、自由化する。」をテーマにした動画配信プラットフォームで、世界中から集めた良質なショート映画を提供するサービスです。今回の出資により、SAMANSAは英語圏を中心とした海外展開を加速し、さらにオリジナル映画の制作および知的財産(IP)の事業化に投資していく予定です。
SAMANSAの取り組みとビジョン
SAMANSAは、そのビジョンを追求するために、優れた映画作品を世界中の観客に届けようとしています。日本政府が掲げる「コンテンツ海外展開2.0」にもあるように、日本のエンタメ産業の国際展開が今求められています。この背景には、2033年までに日本発のコンテンツの海外売上を20兆円に引き上げるという壮大な目標があります。その中でSAMANSAはリスクを取り、自らビジネスを展開し、グローバル市場での収益最大化を目指しています。
現在、NetflixやAmazon Prime Videoといった大手が動画市場を席巻する中、SAMANSAはショート映画という特異なフォーマットの持ち味を活かし、日本独自のプラットフォームとして挑戦しています。既存のコンテンツ提供モデルから一歩進んで、自らプラットフォーマーになるというSAMANSAの姿勢は、業界内でも注目されるポイントです。
DGDVの投資意思
DGDVは今回の出資にあたり、SAMANSAが持つ独自性と強力なクリエイターネットワークの価値を評価しました。特に、SNS上での作品類が1億回以上再生されている実績からも、世界中の幅広いユーザーに確実にコンテンツを届ける発信力の強さを確認しています。これまでも日本のスタートアップのグローバル展開をサポートしてきたDGDVは、SAMANSAが日本の映像産業を牽引する未来を実現するための支援を惜しみません。
SAMANSAの企業概要
- - 会社名: 株式会社SAMANSA
- - 設立: 2021年4月
- - 代表者: 代表取締役 岩永祐一、共同代表 遠山孝行
- - 事業内容: ショート映画配信サービス『SAMANSA』の運営
- - コーポレートサイト: SAMANSA公式サイト
- - サービスサイト: SAMANSAサービスサイト
DGDVの企業概要
DG Daiwa Ventures(DGDV)はシードおよびアーリーステージのスタートアップに投資を行うベンチャーキャピタルです。日本国内外の様々なギャップを埋め、イノベーションを追求するスタートアップ企業への投資を通じて、エコシステム全体を変革することを使命としています。
この出資は単なる資金提供にとどまらず、日本の映画産業に新たな可能性をもたらすものとして、今後の展開が大変楽しみです。SAMANSAの挑戦が、どのように映画業界に革新をもたらすのか、注目していきたいと思います。