新たな金融教育の試み:『28歳への羅針盤シート』
株式会社マネーフォワードが発表した『28歳への羅針盤シート』は、中高生が自身の価値観に基づいた未来を描くための優れたツールです。この教材は、単なる金融知識を超え、将来の生活や働き方をお金という観点から考えさせることを目的としています。価値観を大切にしたアプローチは、これからの子どもたちにとって非常に重要な要素です。
開発の背景と目的
マネーフォワードと品川女子学院の共同開発によって生まれたこのシートは、具体的なライフプランニングを助けるためのものです。内容は、自己の価値観を整理することから始まり、理想的な働き方と生活を具体化し、さらにその実現に必要な金銭的な計画を立てるという流れになっています。専門的な知識がなくても、学校や家庭の中で取り入れやすく、子どもたちが自分の未来を主体的に設計するための基盤が作られています。
シートのダウンロードは
こちらから可能です。
ワークショップの開催
本シートを活用したワークショップ「わたしの未来を、もっと前へ。〜『28歳への羅針盤シート』をつくろう〜」は、2026年7月21日に開催されました。このイベントには、品川女子学院の中高生約30名が参加し、価値観を元に未来の自分を描くワークや、必要な収支をシミュレーションするワークに挑戦しました。参加者からは「お金がどう使われるかを初めて知った」や「就きたい職業を調べようと思った」という声が多く寄せられ、自分の生き方を深く考える良い機会となったようです。
参加者のアンケート結果では、約90%が内容に満足し、70%以上が未来に対するイメージが前向きになったと応えています。
変化する時代に必要な知識
近年、成年年齢の引き下げや高校での金融教育のスタートなど、金融に関する知識を持つことが求められています。しかしそれだけではなく、自分がどのように生きたいのか、何を重視したいのかといった価値観との結びつきが重要です。マネーフォワードは、教育機関と連携し、未来への選択肢を提示する活動を続けており、今回のプロジェクトもその一環です。
特に、『28歳への羅針盤シート』は、品川女子学院の開校100周年の機会に生まれました。このような背景のもと、学生たちに理想のライフスタイルやキャリアについて考えるきっかけを提供することが目的です。
教育現場からの期待
品川女子学院の神谷岳校長は、このような取り組みが生徒たちに自分の価値観を見つめ直す機会を与え、主体的に選択する力を育てることに期待を寄せています。マネーフォワードの瀧俊雄執行役員も、子どもたちが自身の価値観で自分の未来をデザインする力を育成することが、より重要であると強調しています。
今後の展望
子どもたちが自らの未来について真剣に考え、それを実現するための道筋を描くことができるこの『28歳への羅針盤シート』。今後、全国の中高生がこのツールを活用して、一人ひとりの人生を主体的にデザインできる力を育んでくれることを期待しています。『28歳への羅針盤シート』は、ただのお金を学ぶツールではなく、「自分らしい生き方」を導くための重要な手助けとなるはずです。