大竹しのぶが魅せる音楽評伝劇『太鼓たたいて笛ふいて』5月25日テレビ初放送！

感動の舞台がテレビで初放送

2024年5月25日（日）、CS衛星劇場にて大竹しのぶ主演の音楽評伝劇「太鼓たたいて笛ふいて」がテレビ初放送されます。この作品は、2002年に初演されて以来、5度目の上演を迎える名作です。放送は午後6時30分から9時30分までの約3時間、視聴者を感動の世界へと誘います。

この作品は、作家・林芙美子が描いた戦中・戦後の日本を背景にしています。彼女の生涯とともに、時代が変わる中での人々の思いを音楽とともに表現する、非常に深い内容となっています。

林芙美子とその時代

林芙美子は、1935年に「放浪記」で文壇にデビューし、一躍ベストセラー作家となります。彼女の作品は、普通の人々の視点から描かれたもので、読者に深く共鳴します。この物語は、彼女の心の軌跡を追い、日中戦争や第二次世界大戦を経て、その後の彼女の生き方に光を当てています。

彼女は従軍記者としての役割を果たしながら、自らのアイデンティティと向き合っていく様子が描かれています。彼女の物語は、内閣情報部や陸軍部によって派遣され、遠い地での体験を通して得た気づきを持って帰り、広く知られることになりました。この舞台は、その複雑な感情と戸惑い、喜びと悲しみを音楽を通じて描き出します。

構成とキャスト

演出は栗山民也氏が手がけ、出演者には大竹しのぶをはじめとして、高田聖子、近藤公園、土屋佑壱、天野はな、福井晶一、朴勝哲など多彩なキャストが名を連ねています。大竹しのぶは、2002年に初演で最優秀女優賞を受賞しており、今回も舞台で存在感を示します。

この再演では、新たに加わったキャストもあり、それぞれのパフォーマンスがどのように物語に彩りを加えるのかが楽しみです。

希望のメッセージ

「太鼓たたいて笛ふいて」は、単に過去を振り返るだけでなく、戦争の悲劇や人々の絆、希望を描く作品です。井上ひさしが書いたこの作品は、時代を超えて観る人々に深いメッセージを届けます。

2024年11月には、東京の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAでの上演も決定しており、ますます注目が集まります。

CS衛星劇場での放送を通じて、多くの人々がこの素晴らしい演劇の世界に触れることができ、きっと感動することでしょう。ぜひ、5月25日の放送をお見逃しなく！