高校生の提言
2025-02-18 09:27:51

高校生政策甲子園、未来を担う若者たちが首相に提言を届ける

高校生政策甲子園、未来を担う若者たちが首相に提言を届ける



2025年2月17日、全国高校生政策甲子園で名誉ある最優秀チームに選ばれた佐久長聖高校と東京学芸大学附属高校の生徒たちが、石破茂総理大臣を表敬訪問しました。この政策コンテストは、高校生が社会課題を解決するための政策を考え、政府に提言する機会を提供するものです。

高校生政策甲子園とは?


高校生政策甲子園は、日本青年会議所が主催し、全国の高校生を対象にした政策コンペティションです。主な目的は、若者の政治への関心を高め、議論する環境を整えることです。2023年から始まったこのイベントは、若者が社会の未来を描く力を育て、国の主権者であるという自覚を促進しています。

2024年開催の第2回政策甲子園には、全国から253チーム753人が参加。書類審査、地区予選、決勝大会、さらにインターネット投票を経て、佐久長聖高校と東京学芸大学附属高校がそれぞれ最優秀賞を獲得しました。佐久長聖高校は「笑顔あふれる未来の子育て政策」に関するテーマ、東京学芸大学附属高校は「私が内閣総理大臣になった時の一丁目一番地」と題した自由設定のテーマで受賞しました。

政策提案の内容


今回の表敬訪問では、両校の代表生徒がそれぞれの提案を石破総理に直接紹介しました。佐久長聖高校の提案は、特別養子縁組制度の改善を通じて、妊婦や子どもを支援し、多様な家族形態を認める社会の実現を目指すものでした。一方、東京学芸大学附属高校は、選挙において民意が正確に反映されるための「公約選挙」の導入を提案しました。彼らの情熱的な発表に対し、総理は「これが提案で終わらないよう、今後の取り組みについて考えてほしい」とコメントし、さらなる議論を促しました。

表敬訪問の詳細


  • - 日時: 2025年2月17日 17:40~18:00
  • - 場所: 首相官邸
  • - 出席者: 佐久長聖高校からは関綾乃、藤巻瑛美、鈴木アラーラ、東京学芸大学附属高校からは尾花嘉月、恵下樹、飯田拓真、戸田幹子が参加。また、日本青年会議所の代表も出席しました。

今後の展望


さらに、2025年に第三回高校生政策甲子園の開催が決定されました。新たなテーマとして、「日本の未来を創造する!持続可能なデジタル政策!」や「あなたは総理大臣!地域の社会課題と明るい未来!」が募集されます。応募期間は2025年4月1日から6月15日までです。

このように、高校生たちが政策提言を通じて社会に影響を与える姿は、今後の日本の未来を形作る重要な存在となるでしょう。若者の声が政治の現場に届くことは、私たちの社会をより良い方向に向けるための第一歩と言えます。彼らの挑戦がどのような成果を生むのか、引き続き見守っていきたいと思います。


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