株式会社ダイセルが発表したPCR-POMとは
環境問題が日々重要視される中、株式会社ダイセルは新たな素材として「PCR-POM」を開発しました。このポリマー素材は、ポストコンシューマーリサイクル(PCR)材を30%融合したポリアセタールで、幅広い用途に対応した4つのグレードを提供します。
PCR-POMの4つのグレード
ダイセルの新しいPCR-POMは、以下の4つの種類で展開されており、様々なニーズに応じて選択可能です。
- - 標準グレード: 基本的な性能を求めるユーザー向け。
- - 低VOCグレード: 環境に配慮した設計で、揮発性有機化合物を低減。
- - 摺動グレード: 摩擦を減少させたい適用範囲。
- - タフグレード: 耐久性が求められる用途に最適。
これにより、ユーザーはそれぞれのニーズに最適な素材を選ぶことができます。
機械特性の安定性
再生材を使用する際には品質の安定性が大きな課題となりますが、ダイセルの長年にわたるコンパウンド技術と精密な品質管理技術により、主要な機械特性を従来のグレードと同等の水準に保つことができています。この性能が、質を求める業界からも期待を集めています。
国際的な評価
ダイセルのPCR-POMは、2026年4月に中国・上海で開催される「CHINAPLAS 2026」にて初披露され、リサイクル材の優れた性能が評価されました。その結果、Top 10 Technology Trends in Plastics & Rubber 2026に選ばれるという快挙を達成しました。
今後の展開
今後、ダイセルは市場や用途ごとに収集した評価結果をもとに、PCR-POMの実用化へ向けた開発を進めていく方針です。また、より多様なニーズに応える製品ラインアップの拡充も視野に入れています。
会社概要
株式会社ダイセルは1919年に設立され、その後も常に革新を続けてきた企業です。大阪を本社に置き、東京にも拠点を持っています。資本金は362億円で、環境に配慮した製品作りを推進する姿勢が評価されています。
このように、ダイセルの新しいPCR-POMは、環境と性能を両立させる新たな素材として、今後ますますの注目が集まるでしょう。そして私たちも、この素材がもたらす未来を見守っていきたいと思います。