2023年9月9日、東京の丸ビルホールで行われた式典で、小野ダスキンが令和7年度「障害者雇用優良事業所等表彰」において、厚生労働大臣表彰を受けました。この表彰は、障害者雇用を推進し、積極的に取り組む事業所に与えられるもので、今年は全国でわずか7事業所が選ばれました。小野ダスキンは、ダスキンの子会社として、家庭やオフィス、店舗用にマットや化成品を手掛ける業者です。
小野ダスキンは、以前から障害者雇用を重視しており、特別支援学校やハローワークと連携し、障害のある方の雇用促進に努めています。この表彰は、同社の障害者雇用率が法定雇用率を大きく上回る4.07%を達成したことが大いに評価された結果です。法定雇用率が2024年に引き上げられる中、小野ダスキンの採用活動は今後も進化を続けて行くでしょう。
鈴木琢社長は、障害者雇用に対する取り組みについて、「ダスキン創業者である鈴木清一の理念を受け継いで、多様な人材の登用に注力しています。すべての従業員が最大限の能力を発揮できるよう環境を整えており、地域社会に貢献したいと考えています」と語っています。
今回の受賞に至る取り組みとしては、特別支援学校からの就業実習受け入れや、事前の実習を通じた適性の判断、採用後のサポート体制の構築などがあります。また、本人とのコミュニケーションだけでなく、その家族や支援機関とも連携し、より、理解と配慮に基づいた雇用環境の整備を進めています。
小野ダスキンのこれまでの雇用数の推移は注目に値します。2023年6月には3.94%であった雇用率が、翌年には4.07%と1年で大きく進展しました。この成長は、多様な人材を活かすための環境づくりの成果として、多くの評価を受けています。今後も小野ダスキンはこの方針を維持し、地域社会への貢献を続けていく意向です。
障害者雇用は、社会全体の福祉向上にも寄与します。小野ダスキンのように積極的に取り組む企業が増えれば、障害を持つ方々がより働きやすい社会が実現することでしょう。これからも、彼らの活躍を支援する環境が整うことが期待されます。