保育職員の62.6%が感じる仕事継続の不安と新たなキャリアの選択肢
株式会社キッズライン(本社:港区六本木)は、保育施設で働いた経験を持つ433名を対象に行ったアンケート調査の結果を発表しました。この調査では、保育士としての仕事を続けることに対する不安の声が多数寄せられました。
保育職員の不安の実態
調査では、保育施設勤務者の62.6%が「仕事を続けることに不安を感じる」と回答。主な理由としては「人手不足」と「業務負担の増加」が挙げられ、70.1%がこの要因に頭を抱えています。また、収入面での不安も依然として高く、61.6%が「給与の低さ」に対して悩んでいることがわかりました。
さらに、心身の健康を維持することが難しいとの声もあり、56.8%が「過労やストレス」を感じているとの結果が出ています。このように、保育士として働く人々は労働環境や待遇の問題に直面し、少子化という社会的な背景がもたらす影響にも心配しています。
保育士としての経験を持つ皆さんのなかには、職場環境や賃金、過剰な業務に悩む声も多く、働き続けることへの不安は深刻な問題であるといえるでしょう。
少子化がもたらす影響
調査結果によると、41.9%の保育施設勤務経験者が「閉園」や「クラス数の削減」、あるいは「園児の減少」を実際に体験したことがあると回答しています。特に「園児の減少」を経験したという回答者は34.4%にのぼり、少子化の影響が既に保育現場に現れていることがわかります。この状況を踏まえ、保育施設の勤務経験者の43.6%が「少子化」を理由に挙げており、今後もこの問題が深刻化することが予想されます。
新たなキャリアとしての個別保育
その一方で、保育士のスキルを活かした新たな選択肢として、ベビーシッターが注目されています。共働き家庭が増える中、個別に寄り添った保育が求められています。保育士としての経験を活かしつつ、自分のペースで働くことができるのが大きな魅力です。キッズラインでは、「ベビーシッター」の需要が高まっていることを踏まえ、キャリアチェンジを支援するキャンペーンも開始しました。
キッズラインの支援とキャンペーン
2025年2月25日から3月31日まで「キャリアチェンジ応援キャンペーン」を実施。期間中に登録説明会や一次選考会に参加し、5月30日までにデビューした方にはお祝い金が支給される特典があります。また、登録後3時間以上の単発スケジュールを15件以上登録するとさらなる報酬が得られるチャンスも用意されています。これは、少子化の影響や職場環境の変化を踏まえた柔軟な働き方への転身を後押しするものです。
まとめ
保育士としての経験を活かしながら新たなキャリアへ移行することは、これからの時代の必然と言えるでしょう。保育士の方々が自分の理想とする働き方を実現するために、柔軟な選択肢を持つことが重要です。少子化の影響を受けた環境の中で、未来の保育を形作る新たな働き方であるベビーシッターという選択肢を、この機会にぜひ考えてみてはいかがでしょうか。