米生産者向けアンケート調査の実施について
農林水産省は近年の米価高騰や消費者の米離れを受け、米生産者の皆様を対象にアンケート調査を実施することを発表しました。この調査は米政策の今後を考える上で欠かせないもので、全ての米生産者(販売農家、農業法人、その他経営体)に向けた内容となっています。
調査の目的
アンケート調査の主な目的は、令和9年度(2027年度)から始まる水田政策の見直しや米政策全般を検討するために、農家の皆様の実情や将来の生産意向を把握することです。政府としては、米の生産を維持または拡大するために、生産者の生の声をできるだけ反映させた政策を立案する必要があります。これにより、米作りが安心して行える環境を整えることが示され、農家の未来を支える土台の構築が進められます。
調査の概要
調査では以下のような主要な項目が設定されています:
- - 現在の経営状況:年齢や水稲作付面積、主食用米作付面積など。
- - 今後の生産意向:来年、5年後、10年後の米の生産について、拡大・現状維持・縮小を選択してもらいます。
- - 生産に関する課題:拡大や生産継続に際して直面する問題をお聞きします。
- - 生産コストの把握状況:自身の生産コストについての理解度を探ります。
この調査は、インターネット上のフォームを用いて行われ、回答期間は令和7年6月19日から7月31日までです。参加を希望される方は、
こちらのアンケートフォームからアクセスすることができます。QRコードを利用すれば、簡単に参加できます。
小泉農林水産大臣のメッセージ
小泉大臣は、農林水産大臣就任以来、米価高騰の中でも消費者が米を選ぶエコシステムを維持するためのさまざまな施策を講じてきました。しかし、長期的には、生産者が安心して米作りを続けられる環境を整えることが急務です。そのためには、実態を把握し、生産者の声を聞くことが欠かせないと語っています。
「今日も各地で米づくりに苦労している生産者の皆様の意見を代弁し、米生産の未来を共に作り上げていきたい」と小泉大臣は強調しました。農林水産省は、少しでも多くの生産者が今回のアンケートに参加し、ふるさとの米産業を支えていただきたいと期待しています。
米の未来を築くため、ぜひその声をお聞かせください。皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。