金融機関の新展開
2025-03-17 14:39:28

りそな銀行と京都キャピタルの新たな挑戦!スタートアップ支援の拡大

りそな銀行と京都キャピタルパートナーズが参画!スタートアップ支援の新たなカタチ



金融機関共同研究型のベンチャーデットファンドに、りそな銀行と京都キャピタルパートナーズが新たに参加しました。このファンドは、特にミドル・レイターステージにあるスタートアップを対象にしたもので、これによりファンドの成長目標を達成し、サードクローズが完了しました。

ファンドの目的と特徴



このファンドの最大の特徴は「共同研究型」であることです。スタンダードなベンチャーデット案件への投資にとどまらず、資金供給が難しいとされるディープテック領域にも積極的にリスクマネーを提供しています。現時点で、6社へのベンチャーデットが実施されており、今後もパートナー金融機関と共に資金供給を続けていく方針です。

特に注目されるのは、AI医療機器を開発しているディープテック・スタートアップ、アイリス株式会社への投資や、アフリカとインドを拠点にする自動車購入資金用のマイクロファイナンス事業者、HAKKI Africaへの出資です。さらに、米国スタンフォード大学から出発した、ワイヤレス給電を目指すエイターリンク株式会社への投資も行っています。

共同の活動による相乗効果



ファンドは、金融機関同士の協力を通じて、スタートアップとのマッチングイベントを開催し、ベンチャーデットに関する研修やセミナーを実施しており、これからも活動を拡大していく意向が示されています。参加する金融機関が増えることで、より多くの情報流通が期待でき、スタートアップ側も全国の金融機関との接点を持ちやすくなるなど、お互いにとってのメリットが生まれます。このようにして、WIN-WINなエコシステムを構築することを目指しています。

未来を見据えた取り組み



ファンドの設立にあたり、首尾一貫したビジョンが掲げられています。代表の前川氏は、スタートアップ政策を推進するための議員連盟に参加し、業界の有力者としての提言も行っています。また、2025年に向けたスタートアップ融資実務ハンドブックにも関与し、業界発展に寄与しています。

りそな銀行は2023年にベンチャー支援グループを設立しており、現代の資金調達ニーズに対応するために行動を起こしています。「金融+で、未来をプラスに。」というパーパスのもと、ファイナンスを通じた新たな取り組みが進められています。

京都キャピタルパートナーズも、地域から発展を促進する重要な役割を果たし、スタートアップの成長に貢献するノウハウを蓄積していくことに期待を寄せています。この連携によって、地域に根ざしたスタートアップエコシステムが育まれることが予想されています。

今後の展望



今回、りそな銀行と京都キャピタルパートナーズの参画によりファンドの幅が広がりましたが、投資活動はこの先も続いていく予定です。スタートアップを支援するためのエクイティ以外の調達手段を増やし、金融市場全体の活性化に貢献していくことが目指されています。このファンド協力の動きによって、今後もスタートアップ業界が活気づいていくことが期待されます。

金融機関共同研究型ベンチャーデットファンドは、各々のスタートアップに必要な支援を提供し、多様なニーズに応じたカスタマイズされた資金調達を実現することで、スタートアップが理想的な成長を遂げられる場を提供します。これからの活動に注目が集まります。


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