生活を変える宇宙ビジネス
2025年2月21日に発売される書籍『宇宙ビジネス』は、私たちの生活や仕事に深く関わる「宇宙」の魅力を徹底解説します。著者の中村友弥氏は、宇宙ビジネスメディア「宙畑」の編集長として、宇宙ビジネスの最前線を追い続けてきました。本書では、日常生活では全く関係がないと感じられがちな宇宙が、実は意外な形で私たちの生活に影響を与えていることを明らかにします。
例えば、カゴメのケチャップ用トマトや山口県の給食に使われるパン用小麦は、宇宙の技術を活用して育てられています。また、日清食品HDがカップヌードルの原材料調達に宇宙技術を取り入れ、効率的な管理を実現している事例も紹介されるなど、宇宙技術は私たちの食生活や産業の根幹を支えています。
宇宙ビジネスの市場規模と未来
世界経済フォーラムによると、2023年時点での宇宙ビジネスの市場規模は6,300億ドル(約98兆円)に達し、テレビやWEBメディア、屋外広告などを合わせた広告産業規模に匹敵します。日本政府は2024年からの10年間、過去最大級の1兆円の宇宙戦略基金を設立し、宇宙開発への投資を広げています。この背景から、宇宙ビジネスは今、世界的に注目される成長産業となっています。
本書の内容とポイント
本書は、著者が長年にわたり取材した宇宙ビジネスの全貌をわかりやすく解説しています。巻末には、以下のような様々なテーマが取り上げられています:
- - 宇宙ビジネスに莫大な投資をする価値はあるのか
- - 日常にひそむ宇宙ビジネスの実態
- - スマートフォンから読み解く通信ビジネス
- - GPSに見る測位ビジネスの重要性
- - 宇宙飛行士の視点からの地球観測ビジネス
- - 宇宙インフラの現状と未来
- - 宇宙のゴミ問題とその解決に向けた取り組み
- - ISSから学ぶ宇宙での生活
- - 月以遠のビジネスの戦略と計画
- - 宇宙で働くための新しいアプローチ
このように、多面から宇宙ビジネスが私たちに何をもたらすのかを考察する内容となっています。
著者の経歴
中村友弥氏は、1991年に熊本県に生まれ、一橋大学法学部を卒業後、宇宙ビジネスメディア「宙畑」を立ち上げ、編集長として宇宙関連の知見を深めてきました。宇宙技術を身近に感じられる記事の執筆やインタビューを手掛け、宇宙関連の企業との連携を深めています。著者の経歴や実績も、本書の信頼性を高めています。
書籍情報
- - 書名: 宇宙ビジネス
- - 著者: 中村友弥
- - 定価: 1,848円(本体1,680円+税)
- - 発売日: 2025年2月21日
- - 発行: 株式会社クロスメディア・パブリッシング
「宇宙ビジネス」は、私たちの未来を見つめ、宇宙がどのように私たちの生活を変えるのか、豊かな可能性を感じられる一冊となるでしょう。ぜひ手に取って、その魅力を実感してください。