株式会社博展がサステナブル・ブランド事業をSincに譲渡
株式会社博展(東京・中央区)は、サステナブル・ブランド(SB)関連の国内事業を株式会社Sincに譲渡することを決定しました。事業譲渡契約はすでに締結され、譲渡が行われるのは2025年6月30日です。この決定は、博展が国内で行ってきたSB国際会議やユースコミュニティ「nest」といった事業の継承を意味します。
事業譲渡の背景
この譲渡の背景には、博展が2016年から始めた日本市場におけるサステナビリティの機運を高めるための取り組みがあります。この9年間で、博展は多くのパートナーシップを形成し、貴重な知見を得てきました。今後は、自社事業におけるサステナビリティ推進に集中し、より一層の継続的発展を目指す狙いがあります。
Sincの特徴と役割
株式会社Sincは、元々サンメッセ総合研究所として知られていた企業で、2024年に新たに設立されました。Sincは、サステナブル経営の促進に向けた包括的な支援を行い、サステナビリティ戦略の策定などを担っています。株式会社Sincの代表取締役社長田中信康氏は、以前よりSB国際会議のESGプロデューサーとしても活躍しており、SBの理念を深く理解しています。
宝展の新たな挑戦
事業譲渡後、博展は自らが“サステナブル・ブランド”として進化を遂げるため、さらなる取り組みを行っていく予定です。本移行により、博展は広告やイベント分野での具体的なサステナビリティ施策を強化し、ビジネスと社会的な価値の両立を目指していきます。
「SB国際会議」における詳しい情報
毎年恒例の「SB国際会議」は、2017年から開催されており、サステナビリティのリーダーが集まる一大イベントです。2024年には第8回目が開催され、参加者は916の企業・団体から4,927人が集まりました。次回の第9回会議は、2025年3月18日、19日に東京国際フォーラムと明治安田ヴィレッジにて開催される予定です。
現在、SB国際会議の公式サイトでは、参加登録やプログラムの案内が行われています。これを機会に、より多くの人々がサステナビリティに貢献する礎を知ることが期待されています。
今後の見通し
博展とSincのこの新たな協力関係は、サステナブル・ブランドの国内活動をさらに活性化させていくことでしょう。社会全体が持続可能性を求める中で、両社はそれぞれの役割を果たし、未来へつなげることに向けた動きが期待されています。今後の展開に注目が集まります。