英語学習での挫折を防ぐ！現役講師が教える成功の秘訣

英語学習における挫折と克服の道

英語を学びたいと思っても、その道は平坦ではありません。多くの人が「今年こそ英語をマスターする！」と思いながらも、実際には途中で挫折してしまうことが多いのが現実です。特に、完璧主義者は自分の今の実力と設定したゴールとの間に大きなギャップを感じやすく、挫折する可能性が高くなります。そんな中、効果的に英語を学んでいる人たちには、いくつかの共通点があるのです。

大きな目標が逆効果になる理由

株式会社アルプロスで英語講師として活躍する岩崎峻一先生と岩本真理子先生は、多くの学習者を指導する中で共通して見てきたのが、大きすぎる目標が挫折を招いているという点です。例えば、ネイティブのように流暢に話すことを目指すと、その達成が難しいというプレッシャーが、学び続ける意欲を削ぐことにつながります。そのため、リアルな自分と理想の自分とのギャップを感じ、挫折する流れに陥ります。

岩崎先生は「太平洋を泳ぎ切ることはできませんが、まずはハワイまでの道のりを考えましょう」と説明します。つまり、目標は現実的で小さなステップに分け、その成果を楽しむことが重要だとしています。たとえば、「3ヶ月後のプレゼンで質疑応答に1つ答える」といった具体的で達成可能な目標が、学習を続けるためのモチベーションを高めるのです。

小さなゴールがもたらす力

継続的に英語を学んでいる成功者たちは、常に小さなゴールを掲げていることが共通しています。岩本先生の言葉を借りれば、「例えばマルーン5のコンサートでのMCを聞き取ることを目標にするなど、学びに楽しみを見つけている人は強い」といえます。このように、自分が楽しめる何かを目指すことで、学習の動機が高まるのです。

完璧主義からの脱却

英語学習において、完璧を求めるあまりに一言も話せずにいることは、大きな障壁となります。岩崎先生は、「完璧主義は英語学習における最大の敵」だとし、英語は失敗を通じて学ぶものだと強調しています。実際、言語は「理解から使う」のではなく、「使いながら理解する」ものです。誤った表現や文法を使ってこそ、学んだ内容が実際の言葉として身に付くのです。

失敗を恐れない環境

アルプロスでは、1ヶ月集中プログラムを通じて、安心して英語を学べる環境を提供しています。このプログラムでは、英語漬けの環境の中で挑戦し、失敗を恐れずに経験を積むことを奨励しています。ミスをしたときこそが、どの部分に自分の理解が及んでいるかを確認できる貴重なチャンスですし、その後のフィードバックによって記憶が定着するのです。