写真展の詳細
2026年4月1日から6月30日まで、フジフイルム スクエア 写真歴史博物館において、潮田登久子の個展「マイハズバンド」が開催されます。この写真展では、1970年代末から1980年代にかけて撮影された作品から厳選された約30点のゼラチン・シルバー・プリントが展示される予定です。入館は無料ですので、ぜひお立ち寄りください。
潮田登久子と「マイハズバンド」
潮田登久子は1960年代初頭に桑沢デザイン研究所で写真を学び、以降フリーランスの写真家として活動を続けています。彼女の作品は、家庭や日常生活の一コマを写し出し続けています。「マイハズバンド」もその一環であり、夫や娘、さらには日常の中に存在する身近なものたちが、彼女のレンズを通して鮮やかに切り取られています。
このシリーズは、偶然にも引っ越し中に発見された写真をきっかけに展開されました。それは、撮影した本人さえ忘れていた夫と幼い娘の日常の風景を捉えています。潮田氏は、40年もの時を経て再びこれらの作品を世に送り出すことで、彼女自身の思い出だけでなく、見る者自身の記憶を呼び起こす力を持つ写真を展覧します。
展示作品とその魅力
今回の展覧会では、モノクロのプリント作品約30点が展示され、特に記録メディアとしての性質を持ちながらも、撮影者の無意識な感情が映し出される瞬間を観ることができます。「マイハズバンド」は、どこか非現実的な夢のような雰囲気を持ちながらも、私たちがかつて訪れたことのある場所を想起させる作品でもあります。潮田氏が気づかぬうちに収めた家族の肖像は、私たちに近しい感情を呼び起こすことでしょう。
特別イベントに参加しよう
写真展期間中には、ギャラリートークが開催される予定です。4月4日と5月9日の各土曜日に実施され、潮田氏自らが作品について語ります。また、特別ゲストとして同じく写真家である金村修氏や島尾伸三氏が登壇し、彼女の作品に対する反響を共有する貴重な機会となります。参加は無料で予約も不要ですので、ぜひ訪れてみてください。
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館の魅力
フジフイルム スクエアは、190年以上にわたる写真及びカメラの歴史を体験できる博物館です。アンティークカメラや歴史的な写真の展示のほか、高品質な作品を提供する企画展も随時開催しています。写真文化やカメラの進化を感じられる貴重な場所であり、この記念すべき展覧会に足を運ぶことで、潮田登久子の作品に触れることができます。
特に「マイハズバンド」は家族の歴史を紡ぎ出し、普遍的な親子の情を透過して私たちに語りかけてきます。ぜひこの機会に、潮田登久子の作品の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。