iBowの進化と診療報酬改定対応
株式会社eWeLL発の訪問看護専用電子カルテ「iBow」は、2026年6月1日に施行される診療報酬改定に対応するための大規模アップデートを実施しました。この改定では、新たに「包括型訪問看護療養費」が設けられ、従来の算定ルールも見直されています。これに伴い、事務作業の増加が予測される中、iBowは『レセプト事前チェック』機能を強化し、請求業務の負担を軽減する役割を果たします。
1. 「包括型訪問看護療養費」の判定機能
改定後の新設「包括型訪問看護療養費」は、判断基準が増えることが特徴です。従来の居住地に加え、どの利用者がこの新制度の対象となるか、その条件も詳しくチェックする必要があります。特に、利用者の医療保険や介護保険の区分による判定では、注意深く確認しなければならない要素が増えています。
iBowは、こうした条件を自動的に判定し、チェック結果を画面に表示することで、請求時のミスを防ぎます。手作業では見逃しがちな確認ポイントも、しっかりと確認できるため、業務の効率化が期待されます。
2. 訪問看護基本療養費(Ⅱ)の新しい支援機能
「訪問看護基本療養費(Ⅱ)」に関連する「同一建物」区分の人数カウントもiBowの新機能の一つです。この改定により、訪問の条件が細分化され、判定作業が複雑化しています。ただでさえ大変な請求業務、さらに煩雑になった新ルールに対して、iBowが力強いサポートを提供します。
具体的には、同一建物内の訪問者数や訪問日数などの条件の組み合わせが必要で、これを手動で行うのは非常に手間がかかります。iBowでは、過去の看護記録を元に、これらの条件を自動でカウントし、判定結果を示してくれるため、請求の際の効率化が可能です。
3. 訪問看護管理療養費の算定支援
また、改定によって、訪問看護管理療養費の算定条件も変更されます。特に初日や二日目には、同一建物内の訪問対象人数や訪問日数のチェックが不可欠になります。これに合わせて、iBowは自動判定を行い、必要な記録が正確に残るよう支援します。手作業による負担を軽減し、効率の良い請求サイクルが実現します。
今後の展開と業務支援
iBowのアップデートはこれに留まりません。近日中には「訪問看護記録書Ⅲ」が自動作成できる機能も加わる予定です。この新様式に対応することで、よりメンテナンスの軽減が期待されます。具体的には、各訪問記録を基に1日ごとの時系列リストや、合計訪問時間の自動計算を行えるようになります。
さらに、定期的に記録が変更された場合にはアラートで通知し、記録の最新の内容に自動で更新できる機能も搭載予定です。これにより、事務的な負担が大幅に軽減され、運営がスムーズに進むことでしょう。
eWeLLの取り組み
eWeLLでは、今回の診療報酬改定に向けて、現場での運用が行いやすい環境を整えるため、様々な支援を行なっています。特許取得済みの『訪問タイムカウンター』を利用することで、訪問の開始・終了時刻を自動的に記録し、正確な記録作成を助けます。さらに、電子化した記録を多様な形で保存する機能も備えており、安心して業務を進めることができます。
また、iBowのカスタマーサポートを通じて、制度変更についての疑問にも丁寧に対応。事務負担を軽減するための対策を整えることは、訪問看護業務の効率化だけでなく、より質の高いサービス提供に繋がると信じています。
結論
今後もeWeLLはテクノロジーを活用して、在宅医療における業務の効率化や生産性向上に寄与するサービスを提供し続けます。訪問看護現場での負担軽減を図りながら、質の高い医療を提供するために、引き続き努力していく所存です。