組織活性化のカギは「人間力」にあり
最近、多くの企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)や新しい人事評価制度の導入に取り組んでいます。しかし、これらの施策が実際の現場で効果を上げているかというと、必ずしもそうではないという声が多く聞かれます。福島で開催された株式会社イマジナのインナーブランディングセミナーでは、この現状について深く考察し、組織が活性化しない理由はスキルや制度ではなく「人間力」にあるとの見解が示されました。
セミナーの目的とは
このセミナーは、経営層や人事担当者を対象に、組織づくりの根本的な要因を探ることが目的です。イマジナでは、過去3,000以上の企業の組織変革を支援してきた実績があります。その経験から、組織が機能しない原因は作られた「仕組み」ではなく、社員1人ひとりの人間性や社会への感謝の意識に起因していると分析しています。人口減少が進む中で、地域企業が持続的に成長するためには、表面的なスキル習得にとどまらず、人間力を育てるインナーブランディングが不可欠であると訴えました。
深い自己理解が成功のカギ
セミナーでは、参加者に「知的謙虚さ」を持つことの重要性が強調されました。新しい制度やノウハウが根付かない理由として、多くの社員が過去の成功体験にとらわれることが挙げられています。これを克服するためには、自身の知識や思考の偏りを意識し、謙虚に学び直す姿勢が求められます。この認識こそが、成長のスタートラインなのです。
他者への感謝の重要性
さらに、組織への不満が常に「してくれない」という形で現れる社員には、他者から受けている恩恵に気づくことが欠けています。心理学的なアプローチに基づくと、日常生活や職場、さらには地域に対する感謝の意識を広げることが、自ら進んで周囲を支え合う力を育むことにつながると理解されます。このような意識なしに理念を提示しても、社員にはただの「強制」としか映らないのが実情です。
人間性をデータで捉える
また、イマジナでは人間性や理念共感度を可視化する手法も紹介されています。イギリスのケンブリッジ大学との提携に基づくアセスメントや、ハーバード大学の調査を活用し、個々人の行動特性やモラルの段階に応じた育成計画を立てることが重要です。これにより、経営理念を日々の行動に落とし込む具体的な方法を提供しています。
参加者からの反響
福島会場には、製造業や流通業など地域を支える様々な企業の経営者や人事担当者が集まり、その内容には強い共感が寄せられました。参加者からは、「制度やスキルの話ではなく、全ては人間性にあるという点に納得がいった」などの声が上がり、教育の根底を再考する契機となったと多くの反響を得ました。
今後の展望
イマジナでは、今後も全国各地で経営層向けのセミナーを開催する予定です。社員1人ひとりの「人間力」を育てることこそが、理念を行動に移す組織文化を作り出すための鍵だとし、持続可能な成長を目指す支援を続けていきます。
会社概要
株式会社イマジナ
代表者:関野吉記
所在地:東京都千代田区麹町3-5-2 ビュレックス麹町
事業内容:企業ブランディング、インナーブランディング、組織コンサルティング
企業URL