舞台『博士の異常な愛情』が日本上陸!
2023年5月9日(金)、スタンリー・キューブリックの古典的映画を基にした舞台、『博士の異常な愛情』が日本で初めて公開されます。この作品は、冷戦時代を背景にしたブラックコメディで、特有の皮肉とユーモアに満ちています。
劇作家と映像制作者の情熱
この舞台は、河原雅彦さんが演出・脚本を手掛けており、彼はキューブリック作品の舞台化にも従事していました。その感想として、彼は日本ではブラックコメディがあまり受け入れられていないと述べ、観客が作品を楽しむ姿に嫉妬を感じたとコメントしています。彼の言葉から、キューブリックの作品が持つ力と、その魅力を引き立てる演出がいかに大切であるかが伝わってきます。
一方、Kubrick blog jpの管理人は、キューブリックが放った冷戦時代の風刺が新冷戦時代に再登場することに興奮を隠せず、「今、私たちがこの作品を見るのに最適なタイミング」と語っています。
充実の特典映像
さらに、公開に際して特典映像がリリースされており、主演のスティーヴ・クーガンの挨拶動画や、ジャイルズ・テレラのインタビューも視聴可能です。これにより、作品に対する理解が深まると同時に、作品の魅力をより楽しむことができるでしょう。 特に、本編からの抜粋シーンが含まれており、リアルな演技が味わえる貴重な機会です。
日本の劇場でも幻想的な体験を
『博士の異常な愛情』は、以下の劇場で上映されます。
- - TOHOシネマズ 日本橋
- - シネ・リーブル池袋
- - 大阪ステーションシティシネマ
- - アップリンク京都
- - TOHOシネマズ 西宮OS
5月9日から5月15日までの間、これらの劇場で劇場体験を楽しむことができ、ご覧いただくことで、作品が観客に与える影響力を実感できることでしょう。 6月には栃木の小山ロブレでも上映されるので、興味のある方はこの機会をお見逃しなく!
作品の背景
この舞台は、キューブリックの監督作品『博士の異常な愛情』を基に、オリヴィエ賞受賞者ショーン・フォーリーが演出を手掛け、エミー賞受賞歴もあるアーマンド・イアヌッチとの共作で描かれています。
主演を務めるスティーヴ・クーガンは、『アラン・パートリッジ』や『トリップ』での活躍が知られており、今回の舞台化では、なんと4役を演じる熱演を見せています。作品内では、アメリカの将軍が不適切な判断から核攻撃を引き起こし、風変わりな科学者がそれを阻止するために奔走するというシュールな展開が待っています。
まとめ
この舞台作品は、KIューブリックの持ち味を余すところなく表現しながら、観客に深い感銘を与えること間違いなしです。人間の愚かさを描いたこの作品を、ぜひ映画館でご覧ください。まさに「今見るべき」作品です!