Leinaが映画『Veil』の主題歌を担当
シンガーソングライターのLeinaが、別府短編映画制作プロジェクトの待望の第6作品『Veil』の主題歌を担当しました。これが彼女にとって初めての映画主題歌となり、Leinaは「この作品と自身の音楽が一つになって完成するというのは、とても幸せな経験でした」と語っています。初恋の記憶のように特別な作品になったと感じているそうです。
映画『Veil』の初日舞台挨拶は立命館アジア太平洋大学で開催され、主演の夏生大湖やプトゥリ役のジェシー・プリシラ、ソラ役を演じる毎熊克哉、さらに萩原健太郎監督も登壇しました。萩原監督は、「この映画を上映できて、本当に嬉しい」と喜びを語りました。タイトル「Veil」には多くの意味が込められ、日本は単一民族の国であるため、相手の気持ちを理解することが難しいという背景を持つと説明されています。
監督がマイクロアグレッションをテーマにした理由について、APUに訪れた際の体験を踏まえた発言が印象的です。初めてこの大学に訪れたときの感覚が、映画制作に影響を与えたのでしょう。また、主演の夏生は故郷の大分での撮影に感激し、毎熊も別府とのご縁を語りました。
主題歌の感動の披露
その後、主題歌を務めたLeinaが特別ゲストとして舞台に登場しました。観客からの温かい拍手に迎えられ、彼女は「Veil」を初披露しました。この曲はマイクロアグレッションと失恋をテーマにしており、Leinaの圧巻の歌声が観客を感動させました。舞台裏で聞いていたキャストたちも感動を隠せず、萩原監督は「私が長年ファンであったLeinaに書き下ろしを依頼できたことは、本当に嬉しいです」と感激の様子でした。
映画『Veil』の概要
『Veil』は、大分県別府市に位置する小さな映画館で上映されています。この映画館、別府ブルーバード劇場は91歳の女性館主が守ってきた伝説の場所で、地元の短編映画制作プロジェクトの一環として制作された作品です。映画『Veil』は、異文化理解と恋愛の難しさを描くストーリーで、大学生コータとイスラム教徒の留学生プトゥリの物語を通じて、偏見や成長をテーマに描かれています。制作には立命館アジア太平洋大学の学生や教職員がエキストラとして参加し、リアリティのある描写が強調されています。
あらすじ
映画の主人公であるコータは、片想い中の彼女に告白しようとしますが、勇気が出ずに失敗してしまいます。その後、信頼する教員に相談し、特別な場所での失恋に関するサークルに参加することになりました。そこで出会った一人の女性、ヒジャブをかぶったプトゥリに興味を持ち、少しずつ距離を縮めていきます。映画は、彼が成長し、相手を理解していく過程を描いています。
作品情報
出演者には、夏生大湖、ジェシー・プリシラ、毎熊克哉といった注目の俳優が名を連ね、監督は信頼の置ける萩原健太郎です。主題歌はLeinaが手掛け、彼女の才能が光る作品となっています。映画『Veil』は、今後ますます注目される作品となることでしょう。私たちもぜひ観に行くべきです。