池袋に新設、未経験者でも AIエンジニアを育成!
2025年4月1日、池袋に新たな事業所がオープンしました。運営を手掛けるのは、障がい者雇用の推進に力を入れている株式会社綜合キャリアトラストです。彼らは特例子会社として、未経験からでもAIアプリ開発エンジニアを目指せる環境を提供する新しい取り組みを始めました。
新しい働き方の提案
この取り組みは、「福祉から脱却し、戦力へ」というコンセプトのもと、障がい者が活躍できる多様な働き方を視野に入れています。具体的には、【生成AI】を活用したノーコード開発手法を通じて、未経験からでも専門知識を習得できるプログラムを開発しています。
4月には、初めての入社者として2名が新たに加わり、さらに1名が部門に配属される予定です。今後、年間で約15名の採用を目指しており、職場見学やAI技術体験会も定期的に行われます。
AI市場の拡大とその必要性
日本の生成AI市場は急成長を遂げており、2024年には1,016億円に達すると予測されています。このような市場環境の中で、AI関連のスキルを持つ人材がますます重要視されています。綜合キャリアトラストは、この流れを受けて、障がい者でもスキルを習得できるようプログラムを整備しています。
2023年4月から施行された「障害者雇用促進法の改正」では「雇用の質」の向上が求められていますが、実際には民間企業に於ける法定雇用率は未達成の企業が多く存在します。このような社会的背景もあり、特にIT分野における障がい者雇用の重要性が増しています。
具体的な育成プログラム
育成プログラム『キャリアファンド』では、グループ企業のノウハウを活用し、生成AIを使ったアプリケーションの開発知識を学ぶことができます。障がい者向けに特化して構築されたこのカリキュラムでは、AIによる個別指導やOJTを通じて、実際の業務で役立つスキルを身につけることが可能なのです。
職場見学・体験会の詳細
AIアプリ開発エンジニアに興味がある方や職場見学を希望される方を対象に、定期的に職場見学や技術体験会を開催しています。これらのイベントでは、AI技術を用いた実務の体験ができるほか、社員による制作物も参考にしながら理解を深められます。
- - 場所: 株式会社綜合キャリアトラスト CVT事業部 池袋事業所
- - 参加条件: 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかの所持者または取得予定者
この新しい事業所は、障がい者が自己の能力を活かして活躍できる場の提供を目指しています。
結論
池袋にて新たにスタートするAIアプリエンジニア育成事業所には、希望を持った障がい者が多く集まり、AIの未来を担う人材として成長する場が整っています。未経験者にも優しいプログラムや体験会を通じて、多くの方々が新たな一歩を踏み出すきっかけを手に入れることでしょう。興味のある方はぜひ、参加をご検討ください。