次世代を担うリーダー育成プロジェクト「SB Student Ambassador 全国大会」
2025年3月、東京・丸の内で「第5回 SB Student Ambassador 全国大会」が開催されます。この大会は、サステナビリティをテーマにした育成プログラムとして位置付けられており、次世代のリーダーとなる高校生たちが集まります。
背景と目的
社会がますます変化する中、2030年に向けてミレニアル世代やZ世代が主力となることが予想されます。彼らが重視する価値観や優先順位を理解し、サステナブルな社会の形成に貢献する必要があります。この大会は、次世代のリーダーに必要な知識と経験を育む機会を提供します。
応募と選考プロセス
全国の高校から104校が応募し、厳正な選考を経て選ばれた9校の生徒が大会に参加します。選考は、各校が提出した論文を基に行われ、サステナビリティへの理解度、洞察力、提案力が評価されます。
選ばれた高校とその論文テーマは以下の通りです:
- - 帯広大谷高等学校(北海道):食料廃棄を減らす提案
- - 青森県立三本木高等学校(青森県):すべての人に美味しい食を提供
- - 福井県立若狭高等学校(福井県):災害時の外国人を守る提案
- - 浜松開誠館高等学校(静岡県):持続可能な物流システムの提案
- - 駒場東邦高等学校(東京都):労働力持続可能性の重視
- - 清風南海高等学校(大阪府):未来を創るためのアプリ
- - 生光学園高等学校(徳島県):耕作放棄地問題への提言
- - 八女学院高等学校(福岡県):地方の未来を見据えた提案
プログラム内容
大会は、2025年3月18日と19日の2日間にわたり、東京国際フォーラムと明治安田ヴィレッジ丸の内で行われます。この中で、生徒たちは国内外の企業による最新のサステナビリティへの取り組みについて学ぶ機会を得ます。また、企業や団体へ自身の価値観や社会に求めるものを発信する場も設けられています。
サステナブル・ブランド国際会議との連携
この大会は、サステナブル・ブランド国際会議2025との併催として行われます。サステナブル・ブランドは、世界中で毎年開催されている国際的なイベントであり、サステナビリティに関心がある企業や個人が参加します。これによって、生徒たちはグローバルな視野を持ち、より広い舞台で活動する機会が得られます。
「持続可能な開発のための教育」の重要性
内閣府のSDGs推進本部は、持続可能な開発のための教育(ESD)の促進を重視しています。次世代へのSDGsの浸透は、未来の社会にとって不可欠であり、若い世代がその一翼を担うことが期待されています。この大会は、ESD教育の重要性を強調し、高校生たちが持続可能な未来を築くための意識を高める一環となります。
サステナブル・ブランドの取り組みや、次世代リーダー育成に関する詳細は、公式サイトをチェックしてください。具体的な取り組みやサステナビリティに対する理解を深めることで、参加者はこの経験を将来へとつながる助けとすることができます。大会に参加する高校生たちがどのような未来を描くのか、今から楽しみです。