東京都内初のバス営業所内水素ステーション、開所式を盛大に開催

水素社会の実現に向けた新たな拠点

2025年3月27日、東京都有明に位置する「岩谷コスモ水素ステーション有明自動車営業所」の開所式が行われました。これは、コスモエネルギーグループと岩谷産業が手を組んで設立した、日本初のバス営業所内での水素ステーションです。4月1日の営業開始を目指し、都内での水素供給ネットワークを拡充させるための重要なステーションとなります。

環境に優しい水素エネルギー

本ステーションは、特に東京都内での燃料電池バスへの水素供給を促進するために設計されています。最先端の液化水素ポンプを導入し、供給能力は120kg/h以上、同時に2台までの充填が可能です。これにより、都営バスだけでなく、民間バス会社への水素供給も視野に入れています。この取り組みは、持続可能な社会の実現に向けて、重要な一歩となるでしょう。

開所式の盛況

開所式には、東京都副知事の松本明子氏や経済産業省の伊藤禎則部長ら、重要な来賓が集まり、式典は賑やかに進行しました。テープカットや水素充填のデモンストレーションも行われ、参加者は今後の水素エネルギーの可能性を実感する場となりました。出席者は一様にこの新たなステーションの開設を祝福し、未来のエネルギー供給に期待を寄せていました。

未来を見据えた取り組み

コスモエネルギーグループと岩谷産業は、水素エネルギーの普及促進に対する強い信念を持っています。新たに設立された岩谷コスモ水素ステーションは、東京での水素供給ネットワークの拡大に寄与し、カーボンニュートラルな社会の実現を目指しています。両社は、今後も官民連携を通じて、持続可能な未来を築くことに全力を尽くします。