静岡のイノベーション拠点「SHIP」が1万人突破!
静岡県に位置するイノベーション拠点「SHIP-Shizuoka Innovation Platform」が、開設から2周年を迎え、累計来場者数1万人を突破しました。株式会社エル・ティー・エス(LTS)が運営し、地域のデジタル化やイノベーションを促進するための拠点として機能しています。
2024年度までの会員数はまだ増加しており、2803人を数え、その2631人は23年度比で1000人の増加を見せています。累計来場者数も、前年度比で7501人増の1万5011人に達しました。
SHIPの2周年イベント「SHIPアワード2024」
3月13日にはSHIの開設2周年を記念したイベント「SHIPアワード2024」が開催され、数々の優れた取り組みが表彰されました。本イベントは、現地とオンラインのハイブリッド形式で行われ、参加者たちが投票を通じて受賞者を選出しました。
大賞は、株式会社dozoの代表取締役、三浦弘平さんが受賞しました。静岡県産のシングルオリジン茶葉を用いたクラフトティーカクテルキットの開発に関する彼の取り組みが評価され、あらたなビジネスの価値を創造しました。
アワード受賞者とその活動
他にも、ナイストライ賞には株式会社CurioBaseのCEO、沼津高専の蔭山朱鷺さんが受賞。AIを活用し、IT開発プロジェクトマネージャー機能を代行できるAIの開発を進めています。さらに、多くの人を巻き込んだで賞はAIキャンプ®の代表、中村俊也さんが受賞しました。この活動を通して、生成AIのイベントを繰り返し開催し、多くの参加者を集めています。
社会課題に取り組んだで賞は、Workauto株式会社の代表取締役・米澤誠仁さんが受賞しました。この企業は農業の自動化に向けた取り組みを展開し、「持続可能な農業の実現」を目指しています。
さらなる発展へ向けて
静岡県経済産業イノベーション推進課の山家裕史課長は、SHIPが起業を目指す学生の支援拠点としての機能も担うことになり、ますます期待が高まるとコメントしています。また、SHIPのコミュニティマネージャーである玉城陽子さんも、会員のおかげで多くのイノベーションが生まれ、地域経済への貢献につながることを希望しています。
SHIPは、デジタル化や新事業の創出を支援するために設置された交流の場で、専門相談員によるサポートや、多彩なイベント、オープンスペースの利用が可能です。
今後も「共創と挑戦のコミュニティ」となるべく、さらなる新しい価値創造が求められています。静岡県の文化と地域根ざしたイノベーション促進が期待される中、SHIPの今後の活動にも注目です。