墨田区のリユース推進
2025-05-28 17:31:58

墨田区初の4者連携で実現する衣料品リユース推進と循環型社会の確立

墨田区初の4者連携で実現する衣料品リユース推進と循環型社会の確立



2025年5月28日、東京都墨田区は社会福祉法人墨田さんさん会、ブックオフ、株式会社BPLabとの4者連携協定を結び、不要品回収サービス「R-LOOP」を軸にした衣料品リユース、リサイクルの推進を図ることになりました。この取り組みは東京都の自治体における初めての試みです。

この連携協定の促進により、墨田区では「ごみゼロの日」となる5月30日から、区内の4箇所にR-LOOPボックスを設置し、地域住民に対して「すてないライフスタイル」を提案します。この取り組みは、リユースやリサイクルを通じて循環型社会の実現に寄与することを目指しています。

4者連携の背景と意義



墨田区は、これまでに古紙、衣料、びん、缶、ペットボトルなどの資源物を積極的にリサイクルへ活用する施策を進めてきました。近年、墨田区の人口は増加しており、これに伴い廃棄物の排出も増えると予想されています。このような背景の中で、R-LOOPシステム導入の意義は大きく、「捨てない選択」という新たなライフスタイルの提供が求められています。

R-LOOPシステムについて



「R-LOOP」は、不要な衣料品や雑貨を簡単に回収できる仕組みで、リユースやリサイクルに繋がります。生活者が手間をかけずに手放し、次に必要とする人の手に届く商品づくりを支えています。このシステムは、BPLabとの共同運営により、再生資源としての循環を図っており、実際に過去6ヶ月で15トン以上の回収を達成しました。

回収ボックスの設置場所と対象物



R-LOOPボックスは以下の4つの地点に設置されます:
  • - 立川リサイクルストックヤード(墨田区立川2-9-5)
  • - すみだリサイクルセンター(墨田区横川5-10-1-111)
  • - 墨田さんさんプラザ(墨田区立花4-30-16)
  • - 喜楽里すみだ工房(墨田東向島3-34-4)

回収対象品には、衣料品全般、ファッション雑貨、生活雑貨、おもちゃ、スポーツ用品が含まれますが、著しく汚れているものや破損したものは対象外となります。また、制約が設けられているため、電源が必要なアイテムや危険物、飲料品などは回収できません。

サステナブルな未来へ向けて



回収された商品は、ブックオフグループの海外リユースショップ「Jalan Jalan Japan」で販売され、リユースに繋がります。さらに、売上の一部は、墨田さんさん会へ寄付される仕組みとなっています。

今回の連携協定により、墨田区の社会福祉法人に雇用機会が生まれることも期待されており、地域全体での持続可能な発展が見込まれます。

この取り組みのスタートは、地域住民が参加しやすい環境を整え、社会全体の意識を高めていくことで、未来の循環型社会の確立に貢献していきます。リユースの重要性が広がる中、墨田区の挑戦に注目が集まります。


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