新卒社員の早期昇進を実現するパーソナルジムSTREAMの取り組み
2025年度に新卒で入社した社員3名が、驚くことにたった半年で店長に就任したのが、パーソナルジム「STREAM」を運営する株式会社RIPPLEです。設立からの短い期間にもかかわらず、同社は業界の離職率の課題に立ち向かうユニークな制度を導入しており、その実績が新卒スタッフの迅速な昇進を実現させています。
1. パーソナルジム業界の離職率問題
現在、パーソナルトレーナー業界では深刻な離職率が問題視されています。平均年収は約385万円で、全産業の平均を下回るこの業界において、若手層に特に多くの早期離職が見られています。多くの新入社員が「何を基準に評価されるかが不透明だ」と感じ、キャリアパスが見えない状況が続いているため、このことが人材の流出をさらに加速しています。この課題に対し、STREAMは3%という低い離職率を誇っています。
2. STREAMの昇進制度:数値基準での評価
STREAMでは「契約率80%、客単価9万円、店舗売上目標を6ヶ月達成」という明確な数値基準を設けています。この評価制度は社員に納得感をもたらし、成長を支援しています。特に、社歴や年齢に関係なく成果が評価されることで、Z世代の社員たちは早くから店長としての役割を果たすことができます。
また、同社ではマニュアル型の研修を廃止し、経営数値や利益構造を早い段階から理解させることで、経営者の視点を持った人材の育成に努めています。このシステムにより、新卒入社から半年でハイパフォーマンスを実現する社員が続出しています。
3. 武田雅飛氏の成功事例
新卒で入社し、半年で2店舗の統括店長に昇進した武田雅飛氏の事例が特に注目されています。入社からわずか1年半でその役職に就き、現在の契約率は85%と昇進基準を上回る安定した運営を実現しています。武田氏は、「自分がいなくても成り立つ店舗を作り、再現性がある運営を目指す」という明確な価値観を持っており、これがZ世代らしい特徴といえます。
4. Z世代の価値観と職場
Z世代は「タイパ主義」に基づき効率を重視し、短時間で目に見える成果を求める傾向があります。また、「属人化より仕組み化」を重視し、明確な目標とフィードバックを求める傾向もあります。これらの価値観は、STREAMの教育方針と合致しており、個のスキルがチームの成功に寄与することを重視しています。
5. 代表の吉川大空氏の思い
RIPPLEの代表取締役、吉川大空氏は「この条件をクリアするのは容易なことではないが、チーム全体の力で成果を出していくことを重視している」と考えています。入社直後から「店長不要の仕組み」を作り出すリーダー育成に力を入れている同社。
6. 今後の展望
STREAMは東京・神奈川・埼玉・長野で直営22店舗を展開し、2026年にはさらなる出店計画を進めています。これにより、質の高い人材が育ち続けられる環境を整え、全国展開を視野に入れた急成長を続ける方針です。
このようにSTREAMは、業界の課題に対し新たな取り組みを行いながら、組織全体の成長を実現している例であり、今後の展開にも注目です。