株式会社unerryが東京都の支援を受ける
東京都港区に本社を置く株式会社unerryが、「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業(Tokyo NEXT 5G Boosters Project)」において、令和7年度の開発プロモーターに選定されました。unerryは、「Beacon Bank」というリアル行動データプラットフォームを運営しており、国内で2.4億のIDに基づく人流ビッグデータを活用しています。同社の取り組みは、都民のより良い生活(QoL)を向上させるため、次世代通信技術とデータ利用による新しい価値創造を目指しています。
「心地よい街」の実現を目指す
unerryは、「次世代通信技術」と「データ」を使って「心地よい街」を創ることをテーマに掲げています。具体的には、地域のニーズを分析し、リアルタイムデータを活用した体験を創出することによって、社会実装を支援する独自のプラットフォームを開発します。また、次世代通信技術を駆使するスタートアップに対して、リアルタイムデータを利用する際のハードルを下げるエコシステムの構築も進めます。
都民生活と密接に関係する多様な分野
支援対象となるスタートアップの分野は多岐にわたり、「メディア」「モビリティ」「飲食」「防災」「環境」など、都民の生活に直結する領域が想定されています。これにより、東京都はスタートアップが持つ競争力を最大限に引き出し、同時に都民の生活の質を向上させる有益なサービスを創出することを目指しています。
都の支援制度と連携企業
東京都は、スタートアップ企業に対して多角的な支援を行うため、開発プロモーターを選定しました。3ヶ年度にわたる支援の中で、資金や技術の支援、マッチング支援などを行います。これにより、スタートアップは次世代通信技術を取り入れた新たな製品やサービスの開発を進めることが可能となります。
unerryの使命と将来像
unerryのスマートシティ事業開発マネージャーである小坂英智氏は、実施予定のプロジェクトは同社のミッション「心地よい未来を、データとつくる。」と密接に結びついていると述べています。「環境知能」を実現し、各種データがインフラとして機能する街を目指す同社は、データに基づいた快適な生活体験を提供することを使命としています。さらに、次世代通信技術の普及とその成果を全国に広げることにより、東京を起点としたスマートサービスの全国展開に貢献したい意向を示しています。
社会的責任とデータ利用の透明性
unerryのデータは、特定の個人を識別できない形で提供されるため、プライバシーに配慮した利用が行われています。また、各社のユーザーの許諾範囲内でのデータ活用がなされるため、透明性を保っています。これにより、安心してデータを活用し続けられる環境が整っています。
公式サイトでの詳細情報
今回のプロジェクトに関する詳細は、
東京都の公式Webサイトで確認できます。unerryの公式サイトも併せてチェックしてみてください。興味がある方は、ぜひ情報を参照してください。最新の技術とデータを駆使して、より良い未来を共に創造していきましょう。