新たな品質管理体制の始動
ANSHI JAPAN株式会社は、電子黒板の核となる内蔵PCモジュールを国内で組立・検査・梱包する新たな体制を構築しました。これまで多くのPCモジュールは海外、特に中国で生産されていましたが、ANSHI JAPANはその常識を覆して、品質を左右する仕上げの工程を日本国内で行うことを決定しました。ISO9001:2015、IATF16949、ISO14001といった認証を受けた工場で、丁寧かつ安全な製品作りを実現します。
国内工場での徹底した品質管理
具体的な工程には、組立、動作検査、OSのインストール、セキュリティ設定、長時間稼働試験、全数検査などが含まれます。これにより、安心して使える電子黒板としての品質を保証します。海外から調達される部品が含まれていても、最終的な仕上げを日本で行うことで、製品としての信頼性や透明性、安全性が飛躍的に向上します。
スワニーとの連携
今回の取り組みには、有限会社スワニーも関わっています。スワニーは、国内でショー用ドローンや高精度機器を手掛ける少数の技術メーカーで、「Made in Japanの再定義」を掲げています。電子黒板の中枢部分を日本で責任を持って仕上げるというANSHI JAPANの理念に共鳴し、共同で品質保証体制を整えています。
今後の展開とビジョン
この国内仕上げの体制は、ANSHI JAPANが掲げる「部品から国産化」という理想の第一歩です。将来的には、基板や電子部品の国産化にも取り組む意向があります。国内で完結する生産体制を強化し、日本の技術力をフル活用することで、主要部品の調達から組立までを国内で行える体制を目指しています。
代表取締役のコメント
ANSHI JAPANの代表取締役、吉原領治氏は「世界基準の部品を使用しながらも、電子黒板の心臓部であるPCモジュールを日本で仕上げる道を選びました。この工程を日本で行うことで、自信を持って『安心して使える製品』と呼べる品質を提供できます。将来的には、部品そのものも国内で製造する挑戦に挑みたい」と語っています。
ANSHI JAPANの企業理念
ANSHIは、デジタルを通じて未来の生活を豊かにするという理念を持っています。「世界を面白くし、生活を豊かにする」というフレーズは、同社が提供する製品の中で顕著に体現されています。シンプルで革新的なデザインと機能性を兼ね備えたソリューションを通じて、利用者に新たな感性と喜びをもたらすことを目指しています。
会社情報
- - 社名: ANSHI JAPAN株式会社
- - 本社所在地: 東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング12F
- - 設立: 2018年4月
- - 代表取締役: 吉原 領治
- - 事業内容: WEB会議システム、インタラクティブホワイトボード、デジタルサイネージなどの製造・販売
- - 公式HP: ANSHI JAPAN
この新体制により、ANSHI JAPANは将来的にさらに高品質な製品を提供していくことを約束しています。