ワイヤレス電力伝送
2026-03-30 16:44:04

国内初の5.7GHzワイヤレス電力伝送システム無線局免許取得の意義

国内初の5.7GHzワイヤレス電力伝送システム無線局免許取得



電気興業株式会社が日本国内で初めて、5.7GHz帯の空間伝送型ワイヤレス電力伝送システム用の無線局免許を取得しました。この受領は、無線通信技術の新たな一歩となります。東京都に本社を置く同社は、栃木県鹿沼市に所在する鹿沼工場に無線局を設置し、実運用に向けた準備を進めています。

5.7GHz帯の空間伝送型ワイヤレス電力伝送の詳細



空間伝送型ワイヤレス電力伝送(WPT)は、離れたデバイスに対して無線で電力を供給する技術です。この技術は、工場や倉庫に設置されるセンサー、表示器、IoT機器など、様々な用途での活用が期待されています。総務省はこの種の技術を促進するための制度を整備しており、920MHz帯、2.4GHz帯、そして今回の5.7GHz帯でのWPTの利用推進を行っています。

特に920MHz帯では既に実用例が広がってきていますが、5.7GHz帯においてもその実用化が進むことで、より多くの業界での導入が期待されます。電気興業の新たな無線局は、カメラを用いて正確に受電機器の位置を推定し、そのデータをもとに高指向性のビームフォーミング技術を活用して電力を供給します。これにより、非常に効率的な電力供給が可能になります。

安全性の確保と今後の展望



安全性も重要なポイントとして、電気興業は赤外線人感センサーとカメラを併用することで、人体の立ち入りを検知した際に電力供給を即座に停止する機能を備えています。このように、安全性と効率が両立したシステムを構築しており、実運用に向けた検証が待たれます。

今後、電気興業はこの5.7GHz帯のWPTシステムを実装しながら、さらなる研究開発に取り組むとともに、産業分野においての省人化、効率向上を実現していく意向です。新たな電力インフラの確立を目指して、同社の挑戦は続きます。

まとめ



 今回の無線局免許取得は、電気興業にとっても日本の無線通信技術にとっても特筆すべき出来事です。新たなワイヤレス電力伝送技術の実用化が進むことで、私たちの生活や産業の形が大きく変わるかもしれません。今後の展開から目が離せません。


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