ゴリラ学者と小説家が語る科学と文学の奥深さ
早稲田大学国際文学館で行われる特別講演会が、10月9日(木)に開催されます。今回は、著名な霊長類学者である山極壽一氏と、人気小説家の小川洋子氏が登壇し、「サイエンスとフィクションの間―ゴリラ学者がフィールドワークから考える」というテーマで対談します。このイベントは、科学と文学の交差点で繰り広げられる知的探求の場として、多くの方にとって貴重な機会となるでしょう。
山極壽一氏の講演内容
山極氏は、アフリカのゴリラの森でのフィールドワークを通じて得られた知見をもとに、自然界における霊長類の進化と人間の本性について語ります。彼は、知のフィールドワークが持つ意味や重要性を考察し、科学がどのように私たちの理解を深めているのかを示唆します。特に、ゴリラとの生活を通じて体感したことは、単なるデータや理論に留まらず、彼自身の思索を豊かにする要素でもあります。
小川洋子氏との対話
講演の後には、小川洋子氏との対話が設けられています。小川氏は、『博士の愛した数式』や『薬指の標本』などの著作を通じて、読み手の心に深く刺さる作品を創り出し続けています。彼女は、文学の中に見出される科学的要素や、文学がどのように科学と結びついているかを掘り下げます。なお、二人の対談では、あらゆる角度から「科学と文学」について探求し、意見の交換が行われます。
開催詳細
この特別講演会は、次の情報で行われます。
- - 日時: 10月9日(木) 14:00 - 15:45
- - 場所: 早稲田大学大隈記念講堂大講堂 (東京メトロ東西線 早稲田駅から徒歩10分)
- - 入場料: 無料(事前申し込み制)
- - 申し込み締切: 10月6日(月)23:59
事前申し込みは先着順で、定員に達し次第締め切られますので、お早めにお申し込みください。また、参加に際して特別な配慮が必要な方は、事前にお知らせいただければ、できる限りの対応が検討されます。
早稲田大学国際文学館について
早稲田大学国際文学館は、2021年10月に開館し、多様な分野の研究者や専門家による講演会を開催してきました。ここでは村上春樹氏に関連する資料やレコードの収蔵が行われており、文学と科学の融合を目指す貴重な拠点として位置づけられています。ギャラリーラウンジやカフェなど、一般の方も利用できる施設も魅力的です。
この講演会に参加することで、科学と文学の新たな視点を得るきっかけが生まれることでしょう。ぜひご参加ください。